SSブログ

流しの速度パート2

 今回は「流しの速度パート2」を書こうと思います。

 前回停車距離は、時速40Kmではブレーキ反応距離+制動距離=11m+9m=20m、時速70Kmでは19.4m+27.6m=47mになり、時速60Kmでは、13.8m+20=33,8mになると書きました。

 同様に時速50Kmでは、空走距離は16.6m、制動距離は14mになり、停車距離は30.6mになります。

 纏めると停車距離は、40Kmでは20m、50Kmでは30.6m、60Kmでは33.8m、70Kmでは47mと計算出来ます。   

 換言すると時速40Kmではフルブレーキを行って20m先の人の前で止まる事とが出来ます。同様に30.6m、33.8m、47mと速度が増すほど、客を拾うために視認しなければ停車できない距離が遠くになります。

 時速50Kmでは約30m先の人を視認出来れば止まれますが、70Kmでは止まり切れません。「ア~、ヤッチマッタ」です。

 次に、前回書き残した「視野」について書こうと思います。「視野」とは目を動かさずに見える範囲をいいます。両眼での視野は約200度で、そのうち色彩まで確認できるのはそれぞれ左右35度までと限られています。両眼で70度です。

 速度が増大すると運転者の視野は狭くなります。40km/hの速度の場合、運転者は100度の範囲の視野があります。片側50度です。路側の障害物やその他の潜在的な危険を視認することが可能です。

 速度が高くなると物が見えにくくなるのは、動体視力が関係しています。動体視力は動いている物を見たり、動きながら物を見たりする場合の視力です。

 一般的に、遠方から直線的に近づいてくる物体の見え方を計測すると、速度が高まるほど動体視力が低下する傾向を示します。

 動いている状態で、注視点の周辺の情報を発見できる範囲の有効視野は35度よりさらに狭いものになります。

 速度が増大すると運転者の視野は狭くなります。40km/hの速度の場合、運転者は100度(片側50度)の範囲の視野があり、路側の障害物や乗車客を視認することが可能ですが、速度が増すと視認する事が出来ません。

 纏めると、停車距離と視野の視認性を考えると、「流し」で客を見つけるのは、時速40Km位が丁度良いと思います。

 夜間でも40Kmであれば、70Kmで走行していて客の発見が遅れ止まれなかった事は無いと思います。

 自分も帰りに急いでいて「ヤラカシタ」事は・・・有ります。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職