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クルー、投資10憶円ゲット

 今回は「クルー、投資10憶円」を書こうと思います。

 前にCREW(クルー)の事を書いた事が有ります。そのクルーが、総額約10億円の資金調達実施を明らかにしました。第三者割当増資の引受先はEight Roads Ventures Japan、グローバル・ブレイン、モバイル・インターネットキャピタル、クルーズの各社と複数の個人投資家の様です。

 クルーのおさらいをすると、相乗りアプリの中で唯一、短距離移動のアプリです。クルーは乗車する人が支払うのは、第1に、ガソリン代・高速道路料金といった「CREWパートナー(運転者)の実費分」としての金銭。第2に同社のサービス利用に伴う「1ドライブあたり20円のマッチング手数料及と1分あたり20円の安心安全保証料ドライブ中のデータ通信及び移動のモニタリングとカスタマーサポート等」だそうです。

 そして、上記実費相当額及び手数料等と合わせて、「CREWパートナー」に対して任意に「謝礼」(感謝の気持ち)を支払うことができるそうです。この謝礼が問題になります。

 同乗者が支払う「謝礼」が問題になります。「自発的、任意で有るべき」で、「謝礼をしましょう」といったアプリは良くない、クルーは書いてあり、有償性が増す。と国交省の自動車局長は述べており、「クルーのマッチングアプリは違法性が高い」と言っています。

 換言すれば、違法性の有るグレーな相乗りアプリです。このアプリのサービスは損害保険ジャパン日本興亜株式会社を引受保険会社とする、ドライブシェアリングサービス用の専用保険に加入しているそうです。そうだとすると、損害保険ジャパン日本興亜株式会社も合法と判断したということになるのでしょうか?又、今回出資した人も国交省の「クルーのマッチングアプリは違法性が高い」との見解を知って投資した事になります。

 今回国交省は「違法性の高さを問題にしています」換言すれが法律の「隙を突く」という事ではないでしょうか。

 よく知られている事では「パチンコ店」の第3者を迂回した三店方式の換金方法です。
三店とは、「ホール」、「古物買取業者」、「景品問屋」の独立した3種類の業者です。

 先ず「ホール」は玉・メダルを貸し出して、客に遊んでもらい、客が出玉を獲得すれば、出玉を「特殊景品」に換え、払い戻します。

 客は景品を現金化するため、ホールの近所にある「古物買取業者」に、買い取ってもらうことにします。

 古物買取業者がそのまま特殊景品をホールに売ってしまうと、直接の関係があるとして、違法とみなされてしまうので、特殊景品を買い取った古物買取業者は、買い取った特殊景品を景品問屋に卸します。

 景品問屋は、再び、特殊景品をホールに売ります。その為、第三者である問屋を挟む必要があるのです。上記の方法は個別には全て合法です。が、一連の流れの中ではグレーです。

 又、ソープランドもグレーです。日本には売春防止法がるので売春行為は当然違法です。ソープランドでは建前は、女性従業員が、お客の入浴補助をする事になっています。お客は入浴料を支払い、もし個室に入ってお客と女性従業員が合意の上で性行為をしても、それは浴場事業主の関知するところでは有りません。

 話が飛んでしまえましたが、クルー以外にも未だ「法律の隙を突いた仕事」は有ります。クルーは、自分たちの行為が正義であるという事を社会に主張する為、半ば「炎上」を覚悟でこのような行動をとっているのかもしれません。

 それにしても10憶円出資した投資家は勝負に出たものです。

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