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空飛ぶ車」実現に向けて官民連携

 今回は「空飛ぶ車」実現に向けて官民連携を書こうと思います。

 前回、「空飛ぶタクシー」の事を書いた事が有りました。今回、「空飛ぶ車」の実現に向けて、経産省、国交省が共同で「空の移動革命に向けた官民協議会」を発足しました。

 コンセプトは、電気・自動で垂直に離着陸する機能で自動車を補完する次世代の移動・物流の手段です。

 空飛ぶ車は飛行機とドローンの中間に位置付けられ、数人が乗るイメージの乗り物で、政府は2020年代の実用化を目指すそうです。

 メンバーは機体を開発するNECやウーバーなどの国内外の大手企業やベンチャーが参画した様です。

 前回は官民の「民」だけでしたが、いよいよ「官」も参画して来ました。経産省は、「空と陸をシームレスに繋がる、将来のトータルモビリティサービスの1つだ」として、広大な空の活用は戦後の自動車の普及と同様に全く新しい社会を生み出す、としています。

 国交省の航空局安全部は「社会に受け入れられるためには、何より安全が重要」とコメントしています。

 ウーバーはより現実的で、「高い運賃なら意味がない。高級ハイヤーと同程度の額からスタートして、最終的にはタクシーと同じ価格での提供を考えている」として、移動時間の具体例を、羽田空港→成田空港の移動パターンとして、鉄道は97分、タクシーは110分、かかるのに対し飛躍的に早い様です。

 経産省以外のコメントは、ウーバーがライドシェアで日本参入を検討していた時のコメントに似ています。国交省は「安全が担保できない」、「ウーバーは今より安くて便利なタクシー」だった様な気がします。

 今回の「空飛ぶ車」は長らくSFの世界の物でしたが、ドローンの登場により、フランスの航空機大手エアバスや米配車サービスのウーバー、米グーグルの協働創業者ラリー・ペイジ氏が協賛しているキティー・ホークなど、さまざまなスタートアップ企業がプロジェクトを発表し、英ロールス・ロイスも「空飛ぶタクシー」を開発しています。

 もう既に「車の自動運転」を通り越し、世界は「空飛ぶ車」に向かっている様です。

 タクシーのライドシェア問題など些細な事で縄張り争いをしているのは時代遅れの様な気がします。そんな事に気をとらわれていると・・・空飛ぶタクシーなど夢の夢です。

 「空飛ぶタクシー会社」が出来ても不思議では有りません。その時、再び日本のタクシー業界はウーバーの時と同じように騒ぐのでしょうか?

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