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タクシーの平均速度2

 今回は「タクシーの平均速度2」を書こうと思います。

 前にタクシーの平均速度が平均約20㎞位では?と書きました。その後何か参考になる資料が無いかとネットサーフィンをしていたところ、京都大学経済学部 京都大学経済学部 文世一ゼミナールが「タクシー規制のあり方」という物を発表していました。チョット古く平成21年に出された物です。

 規制緩和前後の経済状況、事業者数、台数、運転者数、実車キロ当たり営業収入、輸送人キロ、などを基に規制緩和の影響をタクシーの規制に関する理論的考察 したものになっています。

 その中で様々な適正数値を求める為にパラメータの設定が有ります。

 京都市内のタク シー運転手数名へのヒアリングを基に設定しているものに、国内タクシーの平均実車時間を5時間、空車時 間を15時間として計算しているものが有ります。

 実車時間5時間での走行距離は91.46㎞の様なので、5時間=91.46㎞/時速より、91.46㎞÷5時間=18.29㎞/時間になり、時速18.29㎞になります。

 ここからは仮定ですが、実車率を48%とした時、91.46㎞÷48%≒190.54Kmが空車時の走行距離になります。実車率50%だと182Kmになります。空車時の走行時間=21時間-3時間(休憩時間)-5時間(実車時間)=13時間になります。

 よって実車率48%だと走行速度は190.54Km÷13時間≒14.6Km/h、50%だと182Km÷13時間≒14.0Km/hになります。

纏めると実車時は時速18.29Km、空車時は実車率48%では14.6Km、50%では14.0Kmになります。

よって平均すると、実車率48%では(18.29/Km×5時間+14.6/Km×13時間)÷18時間≒16Km、実車率50%では(18.29×5時間+14.0/Km×13時間)÷18時間≒15Kmになります。

 非常にアバウトで単純な計算ですが、タクシーの実車、空車を合わせると、実車率48%では時速16/Km、実車率50%では15/Km前後ではないでしょうか?

 旅客自動車運送事業運輸規則には、旅客自動車運送事業運輸規則が定められていて京浜交通圏は365Kmだと前回書きました。数値の根拠は「最大走行可能時間(拘束時間と道路交通法を遵守した場合に、最大に走行することができる時間)及びタクシーの平 均速度を基に算出。」となっています。

 拘束時間は21時間なので、逆算すると365Km÷21時間≒17.3Kmになります。いずれにしても前回の20Kmより少ない数字です。

 今回も書く事が思いつかなかったので、数字遊びでした。

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