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感染症と伝染病、ウイルスと細菌

 今回は「感染症と伝染病、ウイルスと細菌」を書こうと思います。

 一向に収束の兆しを見せずむしろ拡大している新型「コロナウイルスの2019-nCoV」ですが、正式名称が付いた様です。それは国際ウイルス分類委員会(ICTV)によってSARS-CoV-2(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2と命名されたようです。人の体内に入り込むと、2019新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患(COVID-19・Corona(コロナ)」、“VI”は「Virus(ウイルス)」、“D”は「Disease(疾患)」、“19”は最初に患者が報告された「2019年」を表すそうです。日本はいまだに「新型コロナウイルス」・・・です。

 細菌とウイルスの違いとはどういう事か分かります?・・・自分は?でした。細菌とウイルスは、共に人間の体内に入るとさまざまな症状を引き起こすので「細胞の大きさ位じゃネ」」だと思っていました。草。全く違っていて草が生えます。

 細菌とは、「生物」の様に細胞を持ち、栄養を摂ってエネルギーを生み出し、増殖・分裂を行っているそうです。生物の中でも「原核生物」に分類される様です。動物などは「真核生物」に分類され大きさも、真核生物の細胞よりは小さく、直径1μm程度だそうです。因みに、μm=1/1,000mm=1/1,000,000mです。

 細菌性の感染症では、コレラ、結核、ジフテリア、百日咳、赤痢が有り、O157といったあたりが良く耳にすると思います。

 一方のウイルスは、細菌に比べてかなり小さく、自力ではエネルギーも生まず増殖もできず動くことも出来なく、単にDNA・RNAがタンパク質の殻に覆われた「物質」の様です。

 その物質(ウイルス)が動物の体内に入ると細胞内に入り込み、そこで細胞に間借りする形で細胞の機能を利用し増殖していきます。ウイルス性の感染症としては、おたふくかぜ、麻疹・風疹、水疱瘡、肝炎、デング熱、エボラ出血熱、エイズといった感染症が挙げられ、、ノロウイルス、インフルエンザウイルス、その他「風邪の原因ウイルス」(アデノ・ライノ・コロナ)などがある様です。

 それらの細菌、ウィイルスなどの病原体が体内に入ることを「感染」といいます。そして、体内に入った病原体(感染した病原体)がもとで起こった病気を「感染症」と呼び、「感染症」のうちで生物から生物へとうつるものを「伝染病」と呼びます。なので、感染はしても伝染しない食中毒や、細菌感染が原因の盲腸炎など他の人にうつらない病気は「感染症」と呼んでも「伝染病」とは呼びません。

 詳細は省きますが、「感染症」は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」と言う法律の第六条によって定義されています。

 その後、1999年に施行された感染症法によって「伝染病予防法」が廃止され「伝染病」の文言はすべて「感染症」に変更されて、2009年には「旧・学校保健法」の「学校伝染病」も「感染症」に改められ、一般には「学校感染症」と呼ばれるようになりました。又、「伝染病」は主に家畜の伝染病を指すようになり、「家畜伝染病予防法」によって「伝染病」が定義されています。

 全くタクシーとは関係のない事を書いた様ですが、昨日のニュースで新たにダイヤモンド・プリンセスで検査を行っていた検疫官やクルーズ船に入って業務の進捗状況を管理するなどしていた厚労省の職員が感染した事を聞くと、ダイヤモンド・プリンセスから検疫官を乗せて往復した事が有る自分としては・・・

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