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車椅子乗車を考える会

 今回は「車椅子乗車を考える会」を書こうと思います。

 前に何かの記事を書いた時「車椅子乗車を考える会」という物が有るとしてURLを貼った事があります。

 気になったので調べてみました。残念な事にWIKI先生にも会の事は有りませんでした。

 運営者・参加者は、「全国JPNタクシー乗務員友の会」の様です。要はJPNタクシーに乗務員の人が立ち上げを行った様です。設立趣旨は、誰もが安心して乗れる「真のユニバーサルデザインタクシー」を実現する事の様です。これには自分も同意
します。

 設立動機は、JPN タクシーの乗車拒否が問題になるにつれ、あまりにも一方的な報道に「乗車拒否の原因」は何かという事を検証し事実を公表する差し迫った必要性を感じたからです。となっています。

 要は、車椅子の乗車拒否は乗務員のせいで、JPNタクシーの構造上の問題に触れず、JPNタクシーの乗車拒否=悪い乗務員という図式に危機感を持った様です。基本的に乗務員に車両選択権は有りません。「ジャパンに乗れ」と言われたら乗るしか有りません。否応なくデス。草

 今年はオリパラが開かれるので、東京は大凡1/3の1万台がJPNタクシーになっている様です。換言すれば、乗務員の1/3はJPNタクシーに乗務する事になります。

 又、本文の中に、「利用者(体重・障がいの程度)、車いす(重量・大きさ)、場所(広さ・勾配)、天候(雨・雪)、介助者(性別・年齢・障がいの程度)、スロープ耐荷重、全ての要素が変数で、限られた条件下でしか対応できないと言う事です」とも記載しています。

 考えても、雨の中で濡れながらスロープを設置して車椅子を乗車させるのに傘はさせません。当然、乗務員はずぶぬれデス。日産の後部乗車式なら全くとは言いませんが、傘をさす位の時間は有ると思います。

 又、「当然、国交省でもトヨタ自動車でも開発途中では想定していた筈です。「JPN タクシー」は、UDとして不十分で実用的要件を満たしていないのは明らかです。しかし、国交省では恣意的なガイドラインを策定し「JPN タクシー」をUD認定しました。当然ながら、乗車拒否の根本原因は国交省にある。」としています。

 国交省が「恣意的なガイドラインを策定」していたかどうかは別にして、「国交省でもトヨタ自動車でも開発途中では想定していた」は頷けます。

 なんでも、燃料タンクの位置が邪魔をして後部からの乗車は出来なかった様な話は聞きます。

 「ユニバーサルデザインタクシーによる運送の適切な実施の徹底について(国自旅第19号の2)」という通達が昨年の11月19日に出ました。それによると、3.横向き乗車を拒絶してはならない。⇒ 横向き乗車OK、 車いすは道路輸送車両の保安基準上の座席に該当しないため、シートベルトの着用は義務ではない。 車いすを自動車に固定しないとしても違反にはならない。となっています。

 これでは「恣意的なガイドラインを策定」と捉えられてもしょうが無いでしょう。草

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