SSブログ

大黒埠頭のダイヤモンプリンセス

 今回は「大黒埠頭のダイヤモンプリンセス」を書こうと思います。

 現在、コロナウイルスの影響で大黒ふ頭に停泊しているダイヤモンドプリンセスは、プリ(Princess Cruises)は、アメリカのサンタクラリタに本社を置くクルーズ会社で、以前はP&O Princess Cruisesの子会社であった様ですが、現在、世界最大のクルーズ船運航会社であるカーニバル・コーポレーションの傘下になった様です。

 同社の旗艦は2013年5月に就航したロイヤル・プリンセスになり、同ロイヤルクラスの船はリーガル・プリンセス、マジェスティック・プリンセス、スカイ・プリンセスの3隻の様です。総トン数は何れも142,229 トンの様です。何れもフィンカンティエリというイタリア・トリエステに本社を置く総合造船グループ企業です。

 今回、感染が明らかになったダイヤモンドプリンセスは、上記ロイヤルクラスの1つ下のダイヤモンドクラスになり、就航は2004年に三菱重工によって建造され2014年に改装された様です。総トン数は115,875 トンと若干ロイヤルクラスより少ない様ですが、それでも全長は291mも有ります。姉妹船には同じく三菱重工業は造船したサファイアプリンセスも有る様です。因みに建造費は5憶ドルになる様で日本円に換算すると510億円になります。

 船籍はバミューダ諸島・ハミルトンになる様です。船籍とは船の国籍の様な物で、要は船にも人間と同じように国籍があり、登録した国の法律によって制約と保護を受けるものです。国によって制約と保護まちまちなので、そこで、より有利な条件を持つ国に便宜的に船籍を移す動きが、戦後、世界の海運国で活発になっ様です。これが「便宜置籍」という物で、このような登録ができる国を便宜置籍国といい、リベリア、パナマなどはその代表的な例の様です。よく報道などで船主が欧米なのに「パナマ船籍」という事を耳にすると思いますが・・・アレです。

 今回のダイヤモンドプリンセスの船籍はイギリスのロンドンに有る様です。無粋な話ですが、横浜発着 太平洋周遊クルーズ 78日間の料金は、海側バルコニー¥2,156,000~、視界が遮られる場合がある海側でも¥1,615,000~となっていました。

 今回のクルーズは、「2020/1/20 ダイヤモンド・プリンセス 初春の東南アジア大航海16日間ツアー」の様です。1月25日(土)香港(中国)で下船した乗客が2019新型コロナウイルスに感染していることが判明した事が今回の原因の様です。

 又、台湾・高雄から横浜へ向かっていたクルーズ船「ウエステルダム」は、寄港予定だった沖縄県・石垣島や那覇で入港を「拒否」されたようで、乗客乗員計二千人余りの一部に新型肺炎の発症者がいたため10日現在も寄港先が決まっていないそうです。同社の日本オフィス「カーニバル・ジャパン」は、旅費は旅行会社を通して返金する予定で、利用者が帰宅した後、領収書とともに請求書を出してもらうという事の様です。全ての乗客に書面で通知したそうで、担当者は「少しでもお客様のストレスの軽減につながれば」と話している様です。今回のクルーズは15泊16日の予定で、代金は25万円から138万2千円だったようです。

 厚生労働省は12日、同船の検疫に対応した検疫官1人の新型ウイルス感染を確認したと発表しました。検疫官の感染判明は初めての様です。感染した検疫官は横浜検疫所に勤務する男性で、今月3日夜から4日夜にかけ、乗客の体温測定や検疫に関する質問票の回収を担当していましたが、9日に発熱、10日に医療機関を受診したその際感染が確認された様で、乗船した際マスクと手袋は着用していたそうです。

 マスクと手袋の着用で感染なんて事を聞くと・・・大黒には行きたくない・・・デス。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職