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ダイヤモンドプリンセスとサファイアプリンセス

 今回は「ダイヤモンドプリンセス」を書こうと思います。

 現在、新型コロナウイルスの影響で大黒埠頭に停船を余儀無くされている豪華客船ダイヤモンドプリンセスが、今から18年目に黒焦げになった事が有るのを知っている人はどの位いるのでしょう?

 自分は、当時三菱重工が建造中の日本初の豪華客船(造船所2180番船)が火災にあって、大きくニュースで取り上げられていた事をうっすら覚えている程度です。

 発注元のP&Oクルーズ社が三菱重工に敬意を払ってダイヤモンドの名が冠されました。それが今回のダイヤモンドプリンセスです。 
 三菱重工長崎造船所で突然発火し、けが人こそ出なかったものの消火に36時間にも及んだそうです。

 納期限が迫っていたため、同時に建造していた2番船に「ダイヤモンドプリンセス」の名を移して、7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけたそうです。炎上した造船所2180番船は造船所の香焼工場に移されて焼損部分を完全に撤去して、ダイヤモンドプリンセスの姉妹船のサファイアプリンセスとして改修され2004年5月にデビューをして以降、現在も無事就航しているそうです。

 なので、今回のダイヤモンドプリンセスは、本来はサファイアプリンセスの名称が付くクルーズ船でした。

 その船が今度は新型コロナウイルス禍を一身に被る事になってしまいました。ただの偶然なのか、それとも名前が悪いのか・・・

 「ダイヤモンドプリンセス」の検疫に関連して、今月11日から船内で情報を収集し、連絡する業務などを行っていた厚労省職員1人が新たに感染したそうです。厚生労働省によると、この職員は11日から15日まで船内で業務に当たっていましたが、濃厚接触した乗客や乗員はいないということです。これでクルーズ船ではこれまでに検疫官1人が感染していて、感染が確認された厚生労働省の職員は2人となりました。

 この新型コロナウイルスは、全世界で見たときの致死率が約2%、そして中国以外での致死率は約0.2%だそうです。ウイルスに感染した時の死亡率はエボラ出血熱の致死率が50%前後、MERSの致死率が約34%、SARSの致死率が約9%、湖南省で発生した鳥インフルエンザH5N1型がヒトに感染した場合の致死率は約53%だそうです。

 2月17日10時の段階で、厚生労働省から発表された日本での感染者数は、43人。横浜港に停泊していのクルーズ船では、延べ1219人の検査を行い、そのうち355人に、ウイルス陽性反応がみられたそうです。

 前記した「本当に危ないウイルス」と比べると死亡率は高くはなさそうですが、感染経路がはっきりしていないと、死亡率が低くても・・・不安になります。WIKI先生によると、病気(特に感染症)の)流行は、その規模に応じて(1)エンデミック、(2)エピデミック、(3)パンデミックに分類される。このうち最も規模が大きいものがパンデミックである。と記載されています。

 中国でも死者1000人、フィリピンで新型コロナウイルスに関連する感染症で死者が発生し、日本でも死者が出ています。NHKのまとめでは、中国以外で新型コロナウイルスへの感染が確認された国と地域は28に上り、感染者はあわせて781人となっているそうです。(怖)

 中華街は勿論、隣接する元町まで・・・スッカスッカです。草

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