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クルー・サービス停止

 今回は「クルー・サービス停止」を書こうと思います。

 何回かこのブログでも取り上げている非営利ライドシェアのクルーが謝礼問題などを背景に今月からサービスを停止している様です。クルーのホームページで昨年の12月30日に発表していた様で、メンテナンスを実施後2月から再開する様です。

 再度書く事になりますが、クルーのサービスは自家用車で街を走るドライバーにガソリン代や高速代といった実費を払う事に加え、運送の対価に当たらない「任意の謝礼」をドライバーが受け取れるシステムです。

 この「謝礼」を巡りタクシー業界を中心に「強制性」、「有償性」に問題が有るとして国会でも取り上げられています。一民間企業のサービスの「謝礼問題」が立法府の国会にまで取り上げられる事に驚きです。

 クルー側は、メンテナンスの理由として、「利用者へのお願い事項の周知徹底と安全安心なコミュニティの強化」、「運営体制の信頼性向上」、「システム・オペレーションの安定化」、を上げています。

 具体的には「車内で謝礼の金額やシステムに関して、ドライバーに執拗に質問するなどの行為」を控える様に利用者に求め、謝礼を目的や強制の禁止をうたっています。他に「運営体制の信頼性向上」、「システム・オペレーションの安定化」、などにも触れていますが、本線は「謝礼問題」でしょう。

 国交省は昨年3月に事務連絡の「道交法の許可・登録を要しない運送の態様」を事務連絡から通達に引き上げ、謝礼の範囲を明確化しました。

 自動車局旅客課では「指導の結果、現在クルーのサービスは通達に沿った形になっている」と認識しています。しかし、タクシーの労働組合や経営者が「白タク」と指摘する声が上がっているので、業界、クルー双方の意見を聞きながら引き続き注視していくとしています。

 前に、東タク協の委員会の関係者がCREWを利用した時「いくら払えばいいか」とドライバーに尋ねたところ、「タクシーの半分か、安くて1/3。タクシーと同じ位もらえる事も有る。それくらいないと安い値段で乗車し続けられると、こちらから客を拒否するのでは」という事を書きまた。このやり取りはビデオに残されているそうです。

 悪い言い方をすれば、執拗に謝礼の事を聞いたり、そのやり取りを録画したりしているのは東タク協の委員会のメンバーであれば、執拗に謝礼の事を聞いたのは東タク協と勘ぐられてもしょうが有りません。東タク協の委員会は証拠集めのつもりでしょうが、・・・やり方が東タク協の委員会は汚すぎます。

 もっと論を詰めていかないと、国交省から現在は通達によるとクルーは白とされている事を否定できません。

 クルーは白タクだとの感情論や、業界の既得権益を守る為の論では・・・誰も納得しません。自分的にはクルーはグレーの様に感じますっが、判官贔屓的にクルーを応援したい気持ちです。

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