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「相乗りの実証実験の結果」

 今回は「相乗りの実証実験の結果」を書こうと思います。

 相乗りタクシーの実証実験は、1月22日から㋂11日までの期間で行っていました。㋂29日にその結果概要が発表されました。

 それによると、申込人数は5,036人、マッチング成功は494人だそうです。マチング成功率は1割と発表されていますが正確には1割以下の9.8%です。

 調査結果では、「同乗者への不安感」が強い事が分かったそうですが、国交省の局長は「複数の人数で乗れば運賃が安くなるというコンセプトは受け入れられた」とコメントしています。当たり前です、相乗り≒割り勘なので運賃は当然安くなります。

 又、一方で9割はマチングできず、本格導入後に利用するかどうか分からない人も相当数いた様です。

 自動車局局長は「マッチング成功率を上げる為の改善策、認知度の向上、同乗者への不安感を取り除く仕組みを事業者と検討したい」と述べています。

 マッチング成功率を上げる為の改善策、認知度の向上はシステムや広報でどうにかなる様な気がしますが、同乗者への不安感はどうでしょう?見知らぬ人と同乗する不安感を取り除く仕組みなんて有るのでしょうか。

 又、試したのは帰宅時が約4割を占めていた様で局長は「相乗りタクシーを鉄道の代替え手段と考えている人が多かった」と分析しています。

 タクシー王子は、8月には乗車前に運賃を確定する「事前確定運賃」の実験を実施した。だが乗る距離にかかわらず安くなるのは今回が初めての為、それだけに「(運賃改革の)真打ち登場だ」と期待は大きい様でしたが、結果は真打ではなく、さしずめ「前座」の大爆笑の様な気がします。

 国交省が想定していた終電後の深夜時間帯の帰宅の利用数は想定外に低かった様です。同省によると利用した人の7割が又利用したいと回答している様ですが、ネット調査の利用者の声では「利用したい」と「利用したくない」が3割ずつ、「分からないが」4割になり、「利用したくない」と「分からない」と積極的る様に否定的な意見は、同省の回答結果と逆の意味の7割になっています。

 又、同乗者とのトラブルに巻き込まれたくないが5割有り、「同乗者への不安」が最多で、男6割、女7割の様です。

 この問題は、マッチング率を上げるとか認知度以前の問題の様な気がします。先ずこの「同乗者への不安感を」を払拭くするする術を見つけない事には、幾ら相乗りの安さをアピールしても「同乗者への不安感の有るサービス」は・・・?使う気になります?

不安感の有るサービスだから深夜帯の利用が少なかった様な気がしますがどうなんでしょう?

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