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今の会社が積算歩合を採用してた結果、給料はどう変わったのか

 今回は「今の会社が積算歩合を採用してた結果、給料はどう変わったのか」を書こうと思います。

 自分がいる会社は、以前は「累進歩合」を採用してました。

 累進の時は、月間45万円未満の歩率は46%になっていてそれ以上は50%でした。要は、足切り45万円です。賞与は営収49万円~53万円までが4.5%が付き、54万円~59万円の間は9.5%になり、それ以降は金額によって10%、10.5%、11%、11.5%、12.5%、13%と段階的に増えて行きました。

 分かり易い例を出すと、59万円までは賞与が9.5%ですが60万円になると10%に上がります。10%、11%、12%、13%の賞与を得る為の最低営収金額は、10%→60万円、11%→66万円。
12.5%→72万円、13%→76万円になっていました。

 この金額の月例歩率は全て50%なので、賞与歩率と合わせた合計歩合は60万円→50%+10%=60%、66万円→50%+11%=61%、72万円→50%+12.5%=62.5%、76万円→50%+13%=63%、です。

 給料を計算してみます。営収60万円では60万円×60%=36万円、66万円→66万円×61%=40万2600円、72万円→72万円×12.5%=45万円、76万円→76万円×13%=47万8800円になっていました。所謂、給料が階段状に増える「累進歩合」の典型な例です。

 現在は、組合と会社が労使交渉の結果、「積算歩合」に変更になりました。計算式は、(営収金額-基本給)×70%になります。賞与は営収53万円以上一律5%です。エクセル君に計算してもらいました。

 積算歩合では、賞与込みで上記金額は次の様になりました。営収60万円→給与歩律51.25%で30万7500円、賞与は5%で3万円の合計33万7500円になります。同様に給与歩率は、66万円→52.96%、72万円→54.38%、76万円→55.20%になります。

 賞与の5%を加えると、60万円→56.25%、66万円→57.96%、72万円→59.38%、76万円→60.20%となります。

 金額違いをを記載すると、累進→積算の順で記載すると、営収60万円では36万円→33万7510円、66万円では40万2600円→38万2510円、72万円では45万円→42万7510円、76万円では47万8800円→45万7510円になってしまいます。

 よって、営収の累進歩合と積算歩合の差は、今の会社では、営収60万円では22,490円、66万円では20,090円、72万円では22,490円、76万円では21,290円と積算歩合起算の方が少なくなっています。

 積算の計算の時に使用する会社の基本給は16万700円位の様です。では、何故この様な条件を飲んだかと言うと、今迄は「帰路高速」と「カード手数料」は会社と折半でした。それを会社負担にする代わりに、国交省が求める「積算歩合」を導入してこの様になった様で、それに伴い歩率が下落に変化した様です。
 
 では、どうすれば積算歩合を使用して累進歩合と同じ歩率を維持できるのかを次回以降に書きたいと思います。

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