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JanoanTaxiの後部座席タブレット

 今回は「JanoanTaxiの後部座席タブレット」を書こうと思います。

 日交のタクシーに乗った方はご存知でしょうが後部座席にタブレットが設置されている車両が有ります。導入されているのは、東京、北海道、神奈川、埼玉、大阪、京都、兵庫、福岡の8都道府県になります。

 モニターには前に書いた事が有る「デジタルサイネージ」・フリークアウト・ホールディングスとJapanTaxiの合弁会社が展開するサービスの「Tokyo Prime」という動画広告を流しています。

 このタブレットは「決済機能付き広告タブレット」と呼ばれています。では、このタブレットを導入するのに幾ら位のコストが掛かるか興味が有るところです。

 先ず、1台当たりの職費用は税別2万9800円(税込み3万2184円)になります。使用料と呼ぶべきかは分かりませんが、月々のランニングコストは1,980円(税込み2,138円)だそうです。
 
「決済付き」と有る様に決済機能も付いているので、当然川鍋氏の事ですからJapann TaXiは決済手数料は2.5%を徴収します。契約期間は3年でJapanTzxiは広告収入の「一部」稼働台数「などで」分配すると言っています。

 前にも書いた様にJapanTaxiは「優先予約料金」の980円を徴収していて乗務員には還元されていなく、尚且つ決済手数料の2.5%を徴収しています。この2.5%を誰が負担する事になるのでしょうか?

 前に書いた様に、帰路高速代金やカード手数料の負担は各事業者によって違いますが、現在は乗務員と事業者でどの様にするか、事業者が負担すべきとの国交省の勧告が有っても守られていません。

 それを考えると、この決済手数料の2.5%を100%事業者が負担するとは考えにくいと思います。川鍋氏はJapanTaxiの代表取締役で有ると同時に全タク連の会長です。この乗務員負担が蔓延っている帰路高速代金やカード手数料の事をどの様に考えているか聞きたいところです。

 中小の事業者の中には、採算が取れないとの声も聞こえている様です。JapanTaxiの代表取締役という立場で言えば、「取れる物は取る」なのでしょうが、全タク連の会長の立場から言うと如何なものでしょう?

 前にも書きましたが、日交の厚生年金基金不足の300憶円、以前の負債整理が出来ない事による法的な特別整理で600億円をチャラにした事をお忘れか?

 川鍋氏は日交の上場を諦めざるをえなくJapnTaxiの上場を狙っていると思いますが、日交の資産売却でも債務超過が解消されず債務放棄を行った銀行、法的整理の為600憶円を税金から支出・・・どう考えているのでしょう?

 今が「華」ですか?

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京浜交通圏・初乗短縮で営収はどうなるか?

 今回は「京浜交通圏・初乗短縮で営収はどうなるか?」を書こうと思います。

 前に12月21日に神奈川県の京浜交通圏で初乗短縮の運賃改定申請がされた事を書きました。申請内容は税込みで初乗1.3Kmで500円、加算額は265mで100円です。それを基に我々運転手の営収はどう変化するかを考えてみました。新しいものが無いので今年の8月の平均を基に計算してみます。今年は暑かったので前年より営収は4%、走行キロは4.6Km、実車率0.7ポイント、乗車回数は0.7回多い様だったので補正します。

 1車営収44,002円→42,241円、走行キロ223.5キKm→214.3Km、実車率43%→42.3%、乗車回数は29.1回と補正してみました。営収は税込みなので税別39,112円になります。

 先ず客単価は39,112円÷29.1回≒1,344円、実車走行キロ単価は214.3Km×42.3%≒90.6Kmになります。

 1回当たりの実車内容距離内容は、時間メーター割合は18%位なので1,344円×18%≒232円となるので、加算距離部分は1,355円-730円-232円=393円になります。距離部分の料金加算額は83円÷293m≒0.2832円/mより393円÷0.2832円/m≒1,352mになるので、初乗りと合算すると、20,000m+1,352m≒3.3Kmになります。

 別の計算をしてみると、90.6/Km÷29.1回≒3.1Kmとなるので計算結果は200m変わります。換言すると初乗の距離は平均3.1Km~3.3Kmなので間を取って3.2Kmとして計算してみます。平均乗車距離3.2Km、平均乗車料金1,344円の様です。これを初乗り500円で計算してみますが、改定後の時間メーター料金については不明なので距離のみで計算し直してみます

そうすると単純に3.1Km、税別営収1,344円になってしまいます。よって加算距離は3,100m―1,300m=1,800mになります。加算額は100円÷1.08≒92.59円となり、加算額は税別92円になる計算です。よって92円÷265m=0.3471円/mとなり1m当たり0.3471円になるので、1,800m×0.3471円/m≒624円となり初乗税別462円と合算すると1,124円になります。消費税と合算すると1,086円×1.08≒1,172円になります。時間メーターの改定後の記載が無いので分かりませんが、従前は3,100m-2,000m=1,100mなので距離部分は1,100m×0.2832≒311円となるので初乗730円と合算すると1,041円になるので、1,344円-1,041円=303円が時間メーター料金になります。同じ条件だと仮定すると1,086円+303円=1,389円、消費税を合算すると1,389円×1.08%≒1,500円になります。

非常に分かり難い説明ですが、税込み営収平均が1,450円から1,500円にアップします。
営収は税別営収39,112から1,389円×29.1回≒40,419円、税込み4,365円になり税別では約1,300円アップする事になります。

 あくまで計算上の話で初乗500円に目が行きがちで減収になるのではないかと思いがちですが、平均から見ると若干増収になる様です。・・・但し計算が間違っていなければの話です。
 
 しかし、朝の通勤客を狙っていてワンメーターが多い乗務員や駅付けで短距離をメインで仕事をしている乗務員には・・・マイナスになる可能性が有る?・・・かもデス。
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