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京浜交通圏・初乗短縮で営収はどうなるか?

 今回は「京浜交通圏・初乗短縮で営収はどうなるか?」を書こうと思います。

 前に12月21日に神奈川県の京浜交通圏で初乗短縮の運賃改定申請がされた事を書きました。申請内容は税込みで初乗1.3Kmで500円、加算額は265mで100円です。それを基に我々運転手の営収はどう変化するかを考えてみました。新しいものが無いので今年の8月の平均を基に計算してみます。今年は暑かったので前年より営収は4%、走行キロは4.6Km、実車率0.7ポイント、乗車回数は0.7回多い様だったので補正します。

 1車営収44,002円→42,241円、走行キロ223.5キKm→214.3Km、実車率43%→42.3%、乗車回数は29.1回と補正してみました。営収は税込みなので税別39,112円になります。

 先ず客単価は39,112円÷29.1回≒1,344円、実車走行キロ単価は214.3Km×42.3%≒90.6Kmになります。

 1回当たりの実車内容距離内容は、時間メーター割合は18%位なので1,344円×18%≒232円となるので、加算距離部分は1,355円-730円-232円=393円になります。距離部分の料金加算額は83円÷293m≒0.2832円/mより393円÷0.2832円/m≒1,352mになるので、初乗りと合算すると、20,000m+1,352m≒3.3Kmになります。

 別の計算をしてみると、90.6/Km÷29.1回≒3.1Kmとなるので計算結果は200m変わります。換言すると初乗の距離は平均3.1Km~3.3Kmなので間を取って3.2Kmとして計算してみます。平均乗車距離3.2Km、平均乗車料金1,344円の様です。これを初乗り500円で計算してみますが、改定後の時間メーター料金については不明なので距離のみで計算し直してみます

そうすると単純に3.1Km、税別営収1,344円になってしまいます。よって加算距離は3,100m―1,300m=1,800mになります。加算額は100円÷1.08≒92.59円となり、加算額は税別92円になる計算です。よって92円÷265m=0.3471円/mとなり1m当たり0.3471円になるので、1,800m×0.3471円/m≒624円となり初乗税別462円と合算すると1,124円になります。消費税と合算すると1,086円×1.08≒1,172円になります。時間メーターの改定後の記載が無いので分かりませんが、従前は3,100m-2,000m=1,100mなので距離部分は1,100m×0.2832≒311円となるので初乗730円と合算すると1,041円になるので、1,344円-1,041円=303円が時間メーター料金になります。同じ条件だと仮定すると1,086円+303円=1,389円、消費税を合算すると1,389円×1.08%≒1,500円になります。

非常に分かり難い説明ですが、税込み営収平均が1,450円から1,500円にアップします。
営収は税別営収39,112から1,389円×29.1回≒40,419円、税込み4,365円になり税別では約1,300円アップする事になります。

 あくまで計算上の話で初乗500円に目が行きがちで減収になるのではないかと思いがちですが、平均から見ると若干増収になる様です。・・・但し計算が間違っていなければの話です。
 
 しかし、朝の通勤客を狙っていてワンメーターが多い乗務員や駅付けで短距離をメインで仕事をしている乗務員には・・・マイナスになる可能性が有る?・・・かもデス。
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