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アメリカのライドシェア事情

 今回は「アメリカのライドシェア事情」を書こうと思います。

 アメリカのライドシェアと言えば、まさっきに思い浮かぶのがウーバーやリフトだと思います。

 しかし、アメリカにはウーバー誕生以前から、カープール、バンプール、カジュアルカープール等の以前から行われている所謂「伝統的ライドシェア」という物が有りました。

 先ず、カープールは、一般ドライバーが自家用車に出発地・目的地が同一である人を同乗させる所謂相乗りです。近年の情報通信技術の発達によって、スマートフォンでその場で直前に申込むことも可能です。ドライバーは、ガソリン代などの実費程度まで受け取れますが、利益を得ることはできません。又、報酬を得ていないので、商用保険への加入は求められていません。

 次にバンプールは、大型車両であるバンを利用した多くの人(7~15人)による相乗りでです。その費用は乗客が分担すしますが、中には企業や行政の補助で負担が軽減されているものもります。行政の補助で負担が軽減されている事を考えると、その部分においては、兵庫県や北海道の国土交通大臣の登録を受けた市町村、NPO等が自家用車を用いて有償で運送する仕組みと同じです。

 最後にカジュアルカープールはスラッジングと呼ぶ様で、一般ドライバーが自家用車に通勤の途中の道路沿いの乗り場に並ぶ人を同乗させる相乗りで、ドライバーと乗客はお互いに面識がありません。カープールとヒッチハイクを掛け合わせた感じです。

 そこへウーバーを代表とするライドシェアの登場です。ウーバーはTNC((Transportation Network Company)サービスと呼ばれ、事業主体をTNCと定義し、事業主体が自ら運送せず、事業主体が運営するライドシェアプラットフォームにおいて一 般ドライバーと乗客を仲介し、一般ドライバーが自家用車を用いて有償の運送サービスを提供するものです。日本風に言えば、タクシー事業者向けの配車アプリ会社です。

 スマートフォンのアプリケーションで予約・評価・支払を行い、又、料金は地域や車種などより距離・時間によって決められ、乗車前の料金把握も可能です。但し、料金は乗車の需要が高い時間帯には上昇する仕組みとなっています。代表的な事業者には前記のUberやLyftが あります。

 取って現在のアメリカでは、「伝統的ライドシェア」のカープール、バンプール、カジュアルカープールに、新たなサービスのTNCを加えた4種類のライドシェアが有る様です。

 TNCサービスを利用・選択する理由は、支払の容易さ(35%)、待ち時間の少なさ(30%)・目的 地への速達性(30%)・車の呼びやすさ(21%)・飲酒運転の回避(21%)・駐車の必要がない事(18%)・ 信頼性(16%)・快適性・安全性(12%)・他の手段よりも安い費用(10%)・公共交通を利用できない事(2%)の様です。

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