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タクシー運転手の運転の基本の「基」

 今回も何も思いつかなかったので、タクシー運転手の運転の基本の「基」を書こうと思います。

 タクシー運転手の方なら当然な事と思いますが、タクシーの運転には基本が有ります。

 先ず1つ目は、第1通行帯を走る事です。当たり前の事ですが第1通行帯でないと客は拾えません。稀にそれ以外の通行帯を走っていて、客を見つけて第1通行帯に空車のタクシーがいても車線変更を行うタクシーがいます。普通は運転手同士の暗黙の了解でこの場合、客はスルーしますが・・・

 第1通行帯を走るのは路肩駐車が多い為面倒ですが、その第1通行帯を走る事が必要で、タクシー運転手に課されたルールです。

 第1通行帯を走るのにはもう1つ訳が有って、タクシーを拾う客の心理として第2通行帯を走っているタクシーには手を挙げにくいものです。換言すれば、タクシーを拾おうと思ている人が拾い易くする走り方です。第2車線を時速60Kmで走っているタクシーに手を挙げる気になりますか?

 前方にタクシーを拾おうとしている人がいると思ったら、前方車両路との距離をあけ、スピードを落として、後方をバックミラーで確認して、いつでも安全に止まれる準備をします。

 2つ目は左折を繰り返す事です。右折では拾うチャンスが極端に少なくなります。兎に角左折です。交差点の反対車線側にいる客は・・・諦めたほうが良いと思います。右折レーンに居ても全面から左折して来た車に拾われるか、無理なタイミングで右折して事故るのがオチです。

 3つ目は赤信号の先頭で止まる事です。信号を渡ってきた人が乗車する事は結構な割合で有ります。前の信号の歩行者用信号が点滅していたら、信号が変わる時間が近いのでスピードを調整して、次の信号で先頭に止まる様に車をコントロールします。前の車が実車でも安心してはいけません。大きな交差点では下車する人もいるので先頭ではなくなってしまいます。・・・そんな時に限って渡ってきた人が前の車に拾われた経験は運転手ならあるのでは?

 最後に自分が左折した際に横断して来た人を最後まで渡らせる事です。

 運転手なら誰でも知っていると思いますが、知っていても面倒だったりして行わない運転手が多い様な気がします。これが普通に当たり前の様に出来ないと・・・

 良い付け場や、暇な時の過ごし方を考える前に、偉そうなことを言うようですが基本の「基」です。

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