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京浜交通圏のタクシー運転手と東京の運転手の違いは?

 今回は京浜交通圏のタクシー運転手と東京の運転手の違いは?を書こうと思います。

 先ず基になる数字ですが、ちょっと古いのですが平成27年5月22日付けで京浜交通圏タクシー事業適正化・活性化協議会がまとめた減車に関する資料を使用します。内容は平成26年の実績です。

 それによると、日車営収が税込み38,007円/台(税別35,191円)、日車実車キロ84.8キロ、実車率41%です。なので総走行距離は84.84Km÷41%=206.8キロになります。因みに東京は、日車営収が税込み47,703円/台(税別44,169円)、走行キロ247.5キロ、日車実車キロは247.5キロ×実車率43.6%=107.9キロになります。

 纏めると、横浜を先に記載すると、営収→35,191円:44,169円、実車率→41%:43.6%、
走行キロ→206.8キロ:247キロ、実車キロ→84.8キロ:107.9キロになります。横浜は不明ですが東京は実車回数が26.6回です。(東京の数字も平成26年の数字です)

 横浜の乗車回数を東京の数字を元に推測してみます。営収からみると東京は44,169円÷26.6回=1,660円/回なので、横浜は35,191円÷1,660円=21.1回になります。又、実車キロで見ると107.9キロ÷28.6回=4.05キロ/回なので84.8キロ÷4.05キロ=21.2回になります。よって東京と同じ距離を乗車したと仮定すると、乗車回数は切り上げて約22回になります。

 又、昨年末の数字を用いると、乗車1回あたりの単価は42,574円÷30回≒1,400円になり、輸送1回当たりの距離は、255.9Km×43.7%÷30回=3.7Kmが平均乗車距離になります。
この3.7キロを用いると84.8キロ÷3.7キロ=22.9回になり凡そ23回です。

 以上纏めると22回~23回位ではないでしょうか。よって横浜は、乗車回数22~23回で営収約35,000円、走行キロ206.8キロ、実車キロ84.8キロ、実車率41%だと思います。

 ここまでの計算でも東京の営収が京浜交通圏より約9,000円高いのは予想出来ると思います。具体的には、実車回数が約4回東京の方が良いので、それだけでも1,660円×4回=6,640円違ってきます。

 東京の運転手は、卵が先か鶏が先か分からない様に、客がいるから走るのか又は走れば客がいるから走るのでしょうか?・・・横浜の運転手の自分には分かりません。

 話が長くなるので続きは次回に回します。

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