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どこから見ても変なんガラパゴス型のライドシェア

 今回は「どこから見ても変なんガラパゴス型のライドシェア」を言書こうと思います。


 兎に角、パブコメの募集が始まった様ですが、どこから見ても「一寸、それどーなのヨ?」というのが今回のパブコメ募集の内容です。


 とりま、事業主体が「タクシー会社」なのは目をつぶって百歩譲ったとしても、意見募集募集の概要が余りにタクシー会社よりで草が生えます。


 制度の概要の説明では、「資格要件」では、①・「一般乗用旅客自動車運送事業の許可を受けていること。」、②・「管理運営体制」では②・ 運行管理、車両の整備管理や研修・教育を実施する体制が整えられていること、 安全上支障のないよう、勤務時間を把握すること。 ③・「害賠償能力」では、 タクシー事業者が対人8,000万円以上及び対物200万円以上の任意保険に加入していること。となっています。


 まるでタクシー会社しかタイドシェアが出来ない様な仕組みで(笑)えます。要は、今まで9年回以上ライドシェアの猛反対して来た「タクシー業界」のライドシェアを任せる様な資格で、業界も業界でここまで反対してきて、「ライドシェアをタクシーに任せようか」という事になると、「そうですよネ~、安全の事を考えるとタクシーに任してもらった方が、運行管理もできるしネ~」と手のひら返しで草。


 「許可に付する条件」の中に、「発着地いずれかがタクシー事業者の営業区域内に存すること。」の1文が有るので、まんまタクシーで(笑)・・・・・ライドシェアで営業区域って謎。って事は、横浜から東京までいったら東京でライドシェアが出来ない事になるので、マジ、タクシーかヨ。(笑)


 又、許可に付する条件の(2)に、 「使用する自家用自動車について」 では、① タクシー事業者ごとに使用可能な車両数は、地方運輸局長等が通知する範囲内であること。通知する車両数は、許可地域ごとに1.(1)の車両数の範囲内であり、かつ、事業者ごとに当該地域に配置している事業用自動車の車両数の範囲内とする。」と記載されていて、どこにも「緑ナンバーの車両を使用できるということ」とは記載されていません。


 ですが、業界は「国交省も頑張ってくれたと思うとし、特に大きいのは緑ナンバーの車両を使用できるということ。」だと言っています、これによって、基本的には一般ドライバーのタクシー会社に出勤する事になり、タクシー会社は遠隔点呼等のシステムの設備投資がなくても事業開始できる様になります。


 アプリプラットフォームの方では、タクシーとNRSとを分けて配車できるような仕組みになるので、客が選べるような仕組みさえあれば、どこのタクシー事業者でも現在のインフラベースで始められることになり、ハードルはぐっと下がったと思います。


 正に、タクシー会社の為のガラパゴスライドシェアです。


 こんな状況では、日本はライドシェア解禁とは到底思えません。


又、「自家用車活用事業であることを外部に表示すること。」となっている様ですが、タクシの場合スーパーサイン、行燈、メーター、車体に有る会社名はどうするつもりなんでしょう・・・・・来月にはライドシェアが解禁になるというのに、その全貌は今だ霧の中です。


 こんなガラパゴス型のライドシェアだったら、いっそ、行わない方が良かったと思うのは自分だけでしょうか?


皆さんは、タクシー=安全な移動手段だと思っていますか?LINEヤフー代表取締役会長の川邊 健太郎氏が政府の規制改革推進会議の委員に昨年なった様で、「タクシー運転手の現状とタクシーに関する事故データ」という資料を委員会に提出しています。


 


その中で、「タクシーの交通事故率は普通乗用車の1.5倍以上、トラックの約4倍、乗り合いバスの6.7倍」と記載されています。データーの出どころ不明ですが、普通車の1.5倍以上あるとするとそれ程安全な乗り物では無い様な気がします。その数字が仮に正しいとすると、タクシー会社を事業主体にする事は首を傾げます(笑)


 


 


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