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台湾のマスク対応を考えた、オードリー・タン(唐鳳

 今回は「台湾のマスク神対応を考えた、オードリー・タン(唐鳳)」を書こうと思います。

 相変わらず日本ではマスクが手に入ら事が続いていて、横浜市の伊勢崎モールでは、薬局の開店前から行列が出来、中国人女性同士の喧嘩による流血騒ぎまで起こった事をご存じの方も多いと思います。草

 親日として知られる「台湾」では、マスク事情が全く違う様です。しかし、台湾でも初めから混乱がなかったわけではない様で、新型コロナウイルスが中国の武漢で発生したと報道されると同時に、ウイルスの流行を恐れた民衆はマスクを求め始めたそうです。

マスクを販売している病院や薬局には連日長蛇の列が出来、ネットには「マスクが買えません...」といった声が溢れていた様で、ちょうど、現在の日本と同じ状況だった様です。

 この状況を変えたのが、天才プログラマーとして世界的に認知されている台湾のデジタル担当政務委員(大臣)のオードリー・タン(唐鳳)氏です。彼はトランスジェンダーでIQが180も有る天才だそうです。オードリー・タン(唐鳳)氏は2016年9月、(同性婚を実現した)蔡英文総統の下、史上最年少(当時35歳)で入閣、中卒の人として初入閣、そしてトランスジェンダー(MTF)としても初の台湾の閣僚になった人物の様です。

 台湾は「そろそろマスクが通貨になる」と揶揄されていた2月6日に、政府はマスクを全て買い上げ、実名制で販売すると宣言しました。画期的な取り組みの一つとして「リアルタイム検索」が挙げられる様で、 今現在、どの店に、何枚マスクの在庫が残っているのかを、台湾に住む人々はLINEなどのアプリで検索することが出来るそうです。

 これは、専用のIDを友達追加し、「マスク」と入力すると「現在地周辺の提携店舗のマスク在庫を検索する」というボタンが表示され、そして、「本日はこれらの身分証ナンバーの方が購入できます」という情報と共に最寄りの提携店舗が複数ピックアップされ、リアルタイムで在庫を教えてもらえるそうです。

 最寄りのマスクがどこにあるのか知るまでかかる時間は約30秒。操作もシンプルでわかりやすいそうで、iPhoneユーザーならば「Hey Siri、マスクの販売状況を教えて!」と言うだけで同じく最寄りの店舗在庫が表示されるそうです。

 台湾のニュースサイト・「ETtoday」が2020年2月27日から3月1日にかけて行ったところ、アンケートに答えた人の86%が「政府の対応に満足している」という結果が出たそうです。日本では何パーセンの人が「対応に満足」と回答するでしょうか?草

 仕組みは、①一人につき、一週間に購入できる数は2枚。②身分証番号(日本でいうマイナンバーカードに相当)の下一桁により購入できる日数が異なる。③日曜日は番号問わず、全ての人が購入可能。④販売店舗には、毎日大人用マスクが200枚、子供用マスクが50枚ずつ入荷する。・・・・

 このシステムを発案した人物が、前記したIQ180で中卒のオードリー・タン(唐鳳)氏です。流石、IQ180・・・台湾のマスク問題を解決しました。台湾の神対応では無く、オードリー・タン(唐鳳)の神対応です。

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