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電動キックボード

 今回は「電動キックボード」を書こうと思います。

 現在、「ラストワンマイル」において、世界で注目を集めている物に「電動キックボード」のシェアリングサービスが、利便性に優れたモビリティとして欧米で普及が進んでいる様です。

 電動キックボードは、「キックスケーター」、「電動スクーター」等様々な呼び名がある様ですが、要は「スケボ」の2輪のボード上に持ち手となるハンドルと電動モーターが付いたタイプが主流だそうです。要は、スケボの電動版です。

 使いかたは、スケボの様に片足をボードに乗せ、もう片方の足で地面を蹴って走り始め、安定したらハンドルに付いているレバーなどで加減速を行うそうです。最高時速は20~30㎢のものが多い様ですが、中には50㎞超のものもある様で、まるで現在の原チャリの様で草が生えます。又、航続距離は30~60㎞のものが多い様です。

 欧米などでは小型で設置場所を選ばず持ち運びが用意な為、電動キックボードのシェアリングサービスが急速に伸びているそうです。

 使用方法は、専用アプリをインストールし、キックボードを検索するとアプリのマップ上に近隣のキックボードの位置情報が表示される様で、これを基にキックボードを見つけ、QRコードなどで認証して利用する仕組みだそうで、多くはワンウェイ方式(乗り捨て)が採用されているそうです。これはウーバーが展開するシェアサイクルサービスJUMP Bikesと殆ど同じ仕組みです。因みに、JUMP Bikeは、Uberが2018年の4月に買収したシェアサイクルサービスです。

 Jump として事業を行う Social Bicycles Inc.は、米国、カナダ、フランス、ドイツ、ポルトガル、英国、メキシコで稼働するドックレススクーターおよび電動自転車 共有システムです。dockless(ドックレス)とは、借りた所への返却が不要=歩道や沿道に駐車したまま乗り捨て可能という事で、有体に言えば「乗り捨て可能」という様です。

 Social Bicycles社は2010年に設立され、2018年までに、6か国に15,000台の自転車を配備し、ユーザーは500万人を超えたところで2018年4月9日、UberはJump Bikesを2億米ドルで買収しました。
 
話がずれずれになってしまっていますが、電動キックボードは規制やルール作りが整う前にサービスが始まったため、利便性の高さやワンウェイ方式による弊害などが頻発していす様です。歩道などに無造作に放置されるケースが目立っているそうで、又、独占的に利用するためか、敷地内・建物内に保存するケースも出ているそうです。又、また、歩道走行による歩行者との接触事故や、車道走行による交通事故も発生しており、すでに死者も出ている様です。

 翻って日本では、電動キックボードは道路運送車両法上の原動機付自転車に該当すると解されていて、前照灯や番号灯、方向指示器などの構造及び装置について道路運送車両の保安基準に適合していなければ、公道において運行の用に供することはできない様です。当然、原付免許やヘルメットの着用、自賠責への加入なども必要となり歩道の走行も出来ません。

 前述の様に電動キックボードはハードルが高すぎるため導入には不向きとされているキックボードすが、シェアリングエコノミーやMaaSの観点から、導入を探る動きも出てきているそうです。それ福岡県福岡市で、電動キックボードは、電動アシスト自転車と比較して規格などが小さく危険性が低い点や、事業者が貸し出す場合に限定することで適切な管理を担保できる点などを考慮し、事業者が貸し出す電動キックボードを「自転車」とみなして関係法令を適用できるよう提案しているそうです。

 現状、免許の要否やヘルメットの着用義務、年齢制限、速度制限、走行区分などは国によってまちまちですが、各国で法整備が進められている状況となっているそうです。

 私見ですが、電動キックボードの最高走行読度を「人が走る位の速度」にすれば歩道でも、良いのでは?と感じます。電動キックボードを原付扱いにする位なら、「自転車の歩道走行や違反走行を如何にかしろ」って感じですかネ。草

 電動キックボード・・・良いんじゃネ、です。

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