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新型ロンドンタクシー・・・1,120万円って高くネ、でも補助金364万円って何だかナ~。

 今回は「新型ロンドンタクシー」を書こうと思います。

 前に新型ロンドンタクシーと車椅子の事を書きました。正式名称は「LEVC TX」と呼ぶ様です。因みにこの「LEVC TX」の「LEVC」とは「London Electric Vehicle Company」の頭文字を取ったものです。前回書いた様に2013年にロンドンタクシーの権利を中国民族系メーカー筆頭の吉利汽車ことジーリーホールディングスが買い取って新会社LEVC(ロンドンEVカンパニー)としました。要は、新会社の頭文字を取っただけで何の意味も有りません。

 その後メーカーの社名は変わりつつもクルマは「TX1」「TX2」「TX3」「TX4」と進化し、今回の物はEVになり、「レンジエクステンダー」を搭載しています。レンジエクステンダーとは、電気自動車の航続距離延長を目的に搭載される小型発電機からなるシステムです。

 有体に言えばエンジンは搭載していますが、これは駆動用では無く発電用エンジンになります。要は、このエンジンは走行用としてタイヤを駆動せず、発電してバッテリーに給電するために用いられるエンジンです。純然なEVとは違います。バッテリー残量がわずかになったときに電力を補給するために電気自動車の航続距離を延長することが可能だそうです。

 今回のTX便宜上前と区別する為TX5とされているそうで、サイズは全長4,885mm、全幅2,036mm、全高1,880mm、車重は驚きの2トン超えの2,330kgの様です。草

トヨタのジャパンタクシーは、全長 4,400 mm、全幅 1,695 mm、 全高 1,750 mm、重量1,390 ~1,410 kgになっているので、TX5は兎に角でかい。草

 車体価格も驚きの1,120万円となっていますが、営業用車両として東京都で緑ナンバーとして登録した場合は、補助金が適用され756万円となるそうで、364万円の補助金が出る様です。364万円の補助金ですか・・・?

 前のTX4は三菱製のガソリンエンジンを積んだモデルでした今回のTX5は運転者を除いて6人乗りで、後部列3席、中列3席になり、助手席は有りません。ラゲッジスペースになっている様です。中列は新幹線と同じ様に後列と向かい合う様になり・・・おまけにバスの補助席の様に折り畳み式シートです。草

 因みに、前に書いた様に車を生産するLEVC社は、ボルボも傘下に収める中国企業のジーリーなので、発電専用の1.5リッターエンジンやモーターやインバーター、バッテリーなどは全てボルボ製の様です。なので、TX5=中国+スウェーデン+イギリスの様です。

 中国の金でスウェーデンの部品を使いイギリス製・・・苦草

 仕様としては、31kWhの大型リチウムイオンバッテリーを搭載し電気がなくなったらエンジンで発電して走るレンジエクステンダーEVシステムです。

 「高いな~」と思っていたトヨタのジャパンタクシーが安く見えます。TX5の1/3 の価格位です。TX5・・・誰が買うのか気になるところです。草

 目にも書きましたが、ジーリーはメルセデスベンツの筆頭株主でもあります。正に中国マネー此処に有り。

 トヨタも「空飛ぶ車」に参入する為にアメリカのベンチャーに430憶円出資している場合じゃないんじゃネ。草

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