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タクシーのチップ

 今回は「タクシーのチップ」を書こうと思います。

 ご存じの通り日本には「チップ」の文化が有りません。チップ近いところでは「旅館」に宿泊した時に「仲居さん」に支払う「心付け」が有ります。チップとの違いは雑に纏めると、チップは提供されたサービスに対して支払う金銭で、海外では当たり前の様ですがチップが必要な国でも、店によってチップが不要の場合も有り、チップが必要場合は、レストランの食事代やホテルの宿泊代に、サービス料が含まれていない場合です。換言すれば、サービスを受けた客は、宿泊する部屋や食事に付随するサービスの対価として、チップを支払うことになります。

 チップが必要なお店やホテルでは、チップを前提に、従業員の給料が低く抑えられている様で、要はチップは、サービス業に従事する人たちの重要な収入源になっている様です。又、アメリカではチップが課税対象となっているので、従業員はチップの受領金額を毎日記録し、雇用主に報告する義務もあります。アメリカではチップが法的にも認められているのには驚きます。

 一方日本にもチップに似た風習の様な物が有ります。それが「心付け」デス。旅館に宿泊する時自分は仲居さんに「これからお世話になります、よろしくお願いします」の意味を込めて旅館に入ると最初に担当の仲居さんに3,000円位をティッシュに包んで渡していました。

 雑に纏めると、チップとは、提供されたサービスに対し、支払うべき金銭=サービス料で、心付けとは、サービスに対する感謝の気持ちとして渡す金銭=感謝料になると思います。あくまで心付けは「個人の気持ち」なので、強制されるものではありません。・・・私見ですがネ

 もっと言うと心付けは、サービスを受ける「前」に渡す物でチップはサービスを受けた「後」に渡す物になります。

 翻って日本のタクシーでは、チップの感覚は「お釣りは結構です」が一般的で、ワンメーターの740円で「お釣りは200円下さい」は違う様な気がします。草。結構この200円のパターンは多い様です。

 一方、清算が済んだ後、「これで暖かい物でも飲んでください」と言って200円~300円を置いていく人もいます。大体年配の女性客です。自分はこれをされると何だか心が「ほっこり」します。今風に言うと「チルちゃいます。」・・・草

 日によってチップの総金額は日によって違いますが、大体1日1,000円前後の様な気がします。煙草を買って飲み物を買う位はチップで賄えます。

 かと言って、チップを多くもらえる様な乗務員になるつもりは毛頭有りません。よく「チップを多くもらえる様な運転手になれ」と言われる事が有る様ですが、この意味は、「利用者に喜んでもらい、チップをもらえるような気配り・対応のよい運転手になれ」という事だと思いますが、チップと“気配り・対応”は別次元の話の様な気がします。れではチップを貰う為に「気配り・対応のよい運転手になれ」と聞こえてしまい、本末転倒の様な気がします。草

あくまでもチップはサービスに対する対価です。必要以上に気配り・対応をする必要はないと感じます。挨拶・返事・目的地の確認・ルート確認・安全運転で十分ではないでしょうか?。チップ欲しさに客に媚びを売るなんて事は自分には無理です。草

 自分は、ワンメーターで1万円札を出され、客が何をとち狂ったか知りませんが「釣りは要らないヨ」という客が今迄に2人いました。草

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