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昨年の11月営収

明けましておめでとうございます、今年も偶には覗いて行って下さい。宜しくお願いします。

っと、正月の御挨拶も済んだところで、今回は「昨年の11月営収」を書こうと思います。

何で11月?と思うでしょうが、新聞に公表された数値が最新の物で11月・・・デス。草

全タク連が行った12月10時点で集計した新型コロナウイルスの影響を受けたタクシー事業者の営収のサンプル調査を結果を公表しました。なのでこの数値は各都道府県4~9社のサンプル調査の数字なので、原価計算対象事業者では有りません。

先ず、全国平均は前年同月比で29.9%減の70.1%になり、ぶっちゃけ3割減になります。その前の月の10月は74.9%だったので約6ポイント減少した事になります。

東京都は65.5%で10月から約7ポイント下落した様です。神川県は80.4%減だった様です。東京、神奈川、全国の9月、10月、11月の対前年比の数値の変化は下図の様になっています。
11月営収2png.png
グラフを一見してみてわかる事は、真ん中の赤い線が全国平均になるので、その上の神奈川県と埼玉県は全国平均を上回り、赤い線より下の東京都と前国最下位の茨木県は、対前年比の数値が全国平均を下回っています。

要は、関東圏で全国平均を上回っている県は千葉県を除いて2月に料金改定を行った地域になります。茨木県、栃木県、群馬県も東京都と同じ様な数値になっています。千葉県も料金改定を行っていますが、下落率は東京と同じ様なものになっています。

2020年12月28日時点の感染者数の順位は、東京都57,040人で1位、神奈川県19,849人3位で、埼玉県13,424人で5位、栃木県2,338人で14位、千葉県10,393人で7位となっています。

北海道は下落率が高かった様で9月77.8%、10月84.3%、11月62.4%まで下落した様です、緑の線が北海道になります。

当然、原因は新型コロナウイルスによるもので、各地で感染者が急増し、飲食店への自粛要請が強まった事と、国内旅行を復活させる「GO TOトラベル」キャンペーンの縮小に有る様な気がします。

 要は、「移動需要の縮小」に尽きる様な気がしますが・・・・

未だ発表されていませんが、12月は更に落ち込んでもおかしく無い様な気がします、が、自分の感覚では11月は超絶激暇でしたが、12月は後半になってやや持ち直した様な気がします。当てになりませんが。草

営収増加したのは、宮城県の59.5 %→64.2%、石川県の55.8%→60.7%、京都府の58.2%→67.2%、香川県の69.8%→72.4%、長崎県の87.5%→89.0%にの5府県なります。

8割台まで回復した県は5県、7割台は16府県、6割台は25都道府県、5割台は・・・茨木県のみになります。47都道府県の内未だ約半数の25都道府県が6割台までしか営収は回復していません。という事は、乗務員の給料も全国的に見れば今迄の4割減という事になります。マジ、タクシーはオワタ。です。草

おそらく現況では大半の乗務員が「足切り」に危機感を持っている様な気がします。

ざっと見た感じですが、2月に料金改定を行った府県は、10月より下落率は大きくなっていますが、概ね7割まで回復しています。とは言っても今でも営収は3割減です。→会社により給与体系や歩率及び足切り金額は異なるので一概には言えませんが給料3割減になるカモ?

何時もの事ですが、コロナ禍では「当たんなきゃ無理」がより一層深まった様な気がします。新年から暗~い話で・・・スマソです。草

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セレナの謎・分かったカモ?

  今回は「セレナの謎・分かったカモ?」を書こうと思います。

  先ず、「明けまして御目出とうございます。今年も宜しくお願いします」と、ご挨拶が済んだところで、前に書いた「セレナの謎」の続きを書こうと思います。
 
 セレナのUDマークは地色が青のステッカーが貼られていると書きました。UDタクシーは、平成23年6月に取りまとめられた「地域のニーズに応じたバス・タクシーに係るバリアフリー車両の開発報告書」を踏まえ、平成24年3月、優れたUDタクシーについて国が認定を行う制度が創設されました。

 前に書いたレベル1は「構造上優れたUDタクシー」になり、レベル2は「構造上特に優れたタクシー」になります。ここ迄は「標準仕様UDタクシー認定制度」を受けて定められます。換言すれば、国が認定しているUDタクシーになります。

 国交省では、「表示制度」に付いて、「外見でUDタクシーであることが判別しやすいように、認定を受けた車両を含めUDタクシーは全て、UDタクシーであることを示すマーク「UDタクシーマーク」を車体の前面、後面及び左側面に表示しています」としています。

 この「・・・認定を受けた車両を含めUDタクシーは全て・・・」とされているので、UD車両にはレベル1、レベル2、ぞの他、を含めすべてのUD車両には表示義務が有る様です。

 UDタクシーの特徴は、①車内空間(縦にも横にもゆとりのある空間を確保し、ゆったりくつろげる移動空間を確保。)、②乗降口(乗降時や立ち座り時などの安全確保のため、握りやすく視認性の高い配色の乗降用手すりを装備。
また、スライドドアの開閉に連動するステップを装備し、乗降口の地上高を低くすることで安全でスムースな乗り降りが可能)、③車いす乗降口及びスロープ(ゆとりのある高さと幅を確保することで、安全安心な乗り降りが可能に。スロープ幅を広く、勾配を緩やかなものにすることで、安全でスムースな乗り入れが可能)、④車いすスペース(車いすのまま乗車できるゆとりあるスペースを確保)、⑤ラゲッジスペース(広々としたラゲッジスペースを確保することで大きな荷物も余裕で収納)、が特徴です。

 しかしこのままでは抽象的なので、詳細を決めて撃て、その詳細に合ったものが前記レベル1、2の所領になります。

 UD国土基準と言う物が有り、「UDタクシーの表示マークのデザインについて」という物で、その中で「一般タクシー事業者の中には、既存の福祉車両を流し営業に活用している
例もあり、これについても①同様健常者でも車椅子の方でも誰でも利用できるという
ことがわかるような表示をする必要がありますので、レベル1に満たない車両(便宜
的に「その他のUDタクシー」といいます。)の表示も併せて作成するものとします」としています。

 雑に言うと、レベル1の水準に満たないが、流し営業にも使用されることを想定し、健常者はもちろんのこと、 高齢者や妊産婦、子供連れ、そして車椅子の方(車椅子のまま乗車することを想定) など誰もが利用できるユニバーサルデザイン構造をもったタクシー車両がユニバーサ ルデザインタクシー車両という事になる様です。

 簡単に言うと、一般の福祉車両を流し営業に活用しているという事の様です。

 セレナのどこがUDの基準を満たしていないかは分かりませんが、セレナは「その他」になる様です。

 纏めると、UDタクシーは、「健常者に限らず、高齢者、妊産婦、子供連れ、車椅子の方など、誰でも利用できる構造のタクシー車両であって、流し営業などの通常のタクシー営業に用いるもの。」の様に定義されているので、基準に満たなくてもこの条件に合えば、立派なUDタクシーです。

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