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MaaS

  今回はMaaSを書こうと思います。

 耳慣れないこのMaaSは「マース」と呼ぶ様で、「モビリティー・アズ・ア・サービス」の事で、意味は「移動のサービス化」の様です。今、世界に広まっている様で、日本でも政府の「未来投資会議」の「地域経済・インフラ」会合で,事業者やアプリの統合の範囲によって0~4の5段階のレベルで評価される様です。

 政府によると、利用者本位の移動手段のあり方を官民・各省一体で模索し、6月頃策定される次期成長戦略に方針が盛り込まれる様です。

 MaaSの概念は「移動手段を車や自転車の所有という物で提供するのではなく、サービスとして提供する」という事らしいです。具体的には「出発地から目的地までの移動ニーズに対し、個人やグループ、世帯などの多様な移動パターンに対応した最適な移動手段を提供する」ことの様です。

 具体例としては、一つの媒体、スマートフォンで移動経路の提供、移動手段の予約、発券、決済までを一括して行うサービスや、「月額定期」、「乗り放題」などのサービスの様です。

 自分には何故「月額定期」、「乗り放題」がMaaSの概念の「移動手段を車や自転車の所有という物で提供するのではなく、サービスとして提供する」にあたるのか一寸分かりません。唯の割引の様な気がしますが?

 MaaSのレベルは、レベル0=統合なし、レベル1=情報検索、運賃などの情報の統合、レベル2=予約・決済の統合、レベル3=まとめ・定期払いの契約の統合、レベル4=政策の統合・公私連携と提示されています。

 最高レベルは3のフィンランドの「Whim(ウィム)」とアメリカのライドシェアの「リフト」になる様です。

 ジャパンタクシーの「全国タクシー」・アメリカの「ウーバー」・東京メトロ・都営バスなどは統合せずに展開しています。という事はレベル0になります。

 経路検索の「ナビタイム」がレベル1、中国の滴滴出向はレベル2の様です。Whim のレベル3の理由としては、「公共交通、タクシー、レンタカーなどを1つのアプリで計画。予約・決済が出来、3つの運賃体系で使い放題が出来る事と、フィンランド政府が交通関係の法律を一本化し、交通サービスを一つにしようとしている」が理由の様です。

 MaaSの最終目標は、「スマートシティー」の様です。

 現在、国内タクシーのサービスに特化している「全国タクシー」は対策が迫られそうです。

 それに引き換えフィンランドのWhimは、4月にイギリスのバーミンガム、年内にはオランダ・アムステルダムやシンガポールで導入を予定している様です。

 タクシー王子の「全国タクシー」には、「井の中の蛙大海を知らず」にならない様に気を付けて欲しいものです。

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