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高速道路と自動車専用道路と首都高は自動車専用道路

 今回は「高速道路と自動車専用道路と首都高は自動車専用道路」を書こうと思います。

 高速道路は「高規格幹線道路」の一部で、その目的や建設、管理方法については、昭和32年に制定された「高速自動車国道法」で定められている様です。「高速自動車国道法」は「高速自動車国道に関して、道路法に定めるもののほか、路線の指定、整備計画、管理、構造、保全等に関する事項を定めています。

 「高速自動車国道法」で定められ、同法第四条に基づいて定められた「高速自動車国道の路線を指定する政令」の別表において指定されているのが高速道路になります。「高速自動車国道法」で高速道路定められていても呼称に「高速道路」と付けられているものは4路線しかなく、「東名高速道路」、「名高速道路」、「名神高速道路」、「新名神高速道路」のみです。

 「首都高は高速と付いているんじゃネ」という声が聞こえて来そうですが、首都高は都市高速道路の別名称になります。都市高速道路は、日本の都市計画法に規定されている都市施設の一つになります。

 自動車専用道路とは、日本の道路法に基づく道路管理者によって指定された自動車のみの一般交通の用に供する道路を指し、広義の自動車専用道路は、上記にした物に加えて高速自動車国道法に基づく(高速自動車国道)、「一般国道自動車専用道路(高規格幹線道路)」、「都市高速道路(地域高規格道路)」、その他の自動車専用道路が有る様です。

 上記4高速道路以外の多くの道路は「○○自動車道」と呼ばれていて、ややこしいのは、「○○自動車道」と呼ばれる道路の中に高速道路と一般有料道路が混じっているという点です。「中央自動車道」とか「常磐自動車道」、「東北自動車道」などです。

 ここ迄を雑に纏めると、高速道路は「高速自動車国道法」で定められた「高規格幹線道路」の一部で、「高速自動車国道の路線を指定する政令」の別表において指定されているもので、
「高速道路」と名の付く路線は「東名高速道路」「新東名高速道路」「名神高速道路」「新名神高速道路」の4路線のみ・・・です。雑過ぎて草が生えそうです。

 言い方を変えると、「高速自動車国道」や「一般国道自動車専用道路」を一括して「高規格幹線道路」といい、高規格幹線道路は「~自動車道」という名称を用いるのが一般的
の様です。
 
 これに対し自動車専用道路は、正式名称は「一般国道自動車専用道路」と呼ばれ、スムーズな地域交通を目的として建設されるため、距離は比較的短くなっている高規格幹線道路です。

 因みに首都圏の主な自動車専用道路は、京葉道路・保土ヶ谷バイパス・第三京浜・横浜新道・新湘南バイパス・西湘バイパス・小田原厚木道路・箱根新道・横浜横須賀道路になります。

 意外なのは首都高は、1964年の東京五輪開催を機に都内の渋滞緩和を目的として開通された「自動車専用道路」です。

 雑過ぎて草が生えそうです。草

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