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シーバスと横浜のドン

 今回は「シーバスと横浜のドン」を書こうと思います。

シーバスと言ってもルアーフィッシングの対象となる魚の「スズキ」では有りません。横浜観光に来た方なら1度は乗った事が有るかもしれない、横浜港内で水上バスの「シーバス」の事です。運営している会社は、1953年7月、藤木企業の交通船・繋離船事業を分社化して設立された会社で、当初の社名は株式会社ジャパンポートサービスでしたが、1957年に株式会社ポートサービスに商号変更しました。

定期航路は、海上連絡船の「シーバス」、観光船「マリーンシャトル」、レストランシップの「マリーンルージュ」になっています。サザンオールスターズのLOVE AFFAIR~秘密のデート~の歌詞に出て来る「マリーンルージュで愛されて、大黒ふ頭で虹を見て、シーガーディアンで・・・」のマリーンルージュです。因みに歌詞に有るシーガディアンはホテルニューグランド1階にあるバーの名前になります。開業した1927(昭和2)年から1991(平成3)年までは、シーガーディアンという店名で営業していましたが、現在はシーガーディアンⅡ、シーガーディアンⅢという店名で営業しています。・・・余談デスガ

シーバスは、1986年(昭和61年)に就航し、バス航路専用に造られたシャトル船になります。みなとみらい大橋や高島貨物線の橋梁もくぐれるよう、河川を航行する水上バスのような低い船高を持つ船体で、船体は天井部のラインの色分けが1隻ずつ異なるそうです。
 
運行ルートは、①横浜駅東口〜みなとみらい(ぷかり桟橋)〜ピア赤レンガ〜山下公園
②横浜駅東口⇔山下公園の直行便と、③みなとみらい地区、赤レンガ倉庫、または赤レンガ倉庫のみに寄港する経由便が有ります。

創業者の「藤木幸太郎」氏は1911年には甲種沖仲仕の鑑札を取得し、、神戸の鶴井組が京浜工業地帯の埋立機材を扱うに当たり、鶴井組の現場責任者の酒井信太郎を手伝ったそうです。

その後1923年1月、のれん分けのような形で藤木組を創設したそうです。戦時統合により横浜船舶荷役株式会社が発足しましたが終戦後の1946年9月に解散に至り、藤木組も1947年7月25日に法人組織として「株式会社藤木組」として設立し同年11月に「藤木企業株式会社」に改められました。

株式会社ポートサービスは1953年に「株式会社藤木組」の交通船・繋離船事業を分社化
で出来た会社です。

 横浜の街で目にするバスの「シティーアクセス」も1987年12月に港湾荷役事業者である藤木企業株式会社の旅客輸送部として創業しました。

 横浜といえばDeNAベイスターズの横浜球場とFMヨコハマ・・・この2社の代表取締役は、横浜球場は以前、FMヨコハマは現在も藤木企業の代表取締役の藤木幸夫氏が就任しています。

横浜にはIR案件も有るので・・・どうなるのでしょう?

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