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ラストワンマイル・・・・って何?

 今回は「ラストワンマイル・・・・って何?」を書こうと思います。


  とりま、ラストワンマイルを直訳すれば「最後の1マイル(約1.6キロメートル)」という意味で、元々は通信業界で使用されていた言葉の様で、企業や消費者に通信環境を接続するための最後の区間のことを指しますが、現在は通信業界に留まらず、物流や交通業界で多く使用される用語で、特に物理的な距離を意味するのではなく、利用者に商品やサービスが届くまでの最後の接点を指す様なので、ほゞほゞ距離は関係が無いようです。


  国交省も「ラストワンマイル・モビリティ/自動車DX・GXに関する検討会」を既に6回開催している様です。


  国交省曰く、全国各地における過疎化、高齢化が進展し、運転免許証返納も進む中において、公共交通が不十分な地域における、持続可能で利便性の高い交通サービスの確保が課題となっているので、


 移動手段の確保を早急に進めるためにタクシー、乗合タクシー等の「ラストワンマイル・モビリティ」に関する課題を総合的に検討するとともに、交通事業者、国、自治体の共創により地域公共交通の確保に資するDX・GXを加速させるための方策についても検討することを目的として「ラストワンマイル・モビリティ/自動車DX・GXに関する検討会」を立ち上げました。と説明しています。


 どこに、ワンマイルが有るのか?で草。


 なので、ラストワンマイル・モビリティは全国過疎地域や高齢化で移動手段が無い人の移動手段を確保する事が、「ラストワンマイル・モビリティ検討会」の様なので、ワンマイルという言葉を使うのには若干の抵抗が有ります。


  政府は、ラストワンマイルは特に物流や交通など、日常的に人や物の移動に関わる公共性の高い業界において差し迫った課題を抱えていると考えている様です。


  交通業界におけるラストワンマイルは、最寄りの鉄道駅やバス停から、最終目的地である自宅までの区間を指し、観光地であれば、目的の観光地まで観光客を移動させる最後の交通手段が該当し、交通業界におけるラストワンマイルの主な課題は、まずは観光地における足の確保で、最寄りの駅や船着き場などから、観光地や宿泊先などの目的地に到着するまで、場合によってはタクシーを利用するしかないことがあります。バスなどの公共交通機関が整備されていなければ、観光客は交通に便利な観光地の方を選ぶかもしれません。観光客を誘致するにはラストワンマイルの整備は必須です。現在の京都のタクシー台数の不足が該当擦れう様です。


 次に、過疎化や高齢化が進む地域の交通インフラ確保が挙げられ、三大都市圏や中核都市は別にして、交通機関のインフラが十分整備されていない地域は少なく、地方ほど人口減少と少子高齢化も進んでいる地域では、近年では高齢者ドライバーの免許返納も推進されているため、地方の交通インフラ確保は喫緊の課題の様です。


 最後に、地方に限らず都市部でも公共交通の維持が困難なことで、人口減少と高齢化を背景に、通勤・通学する世代の利用者が減少しているため、公共交通機関の経営が苦しくなっている様です。また、バス業界でも前に書いた様に運転手の人手不足も問題となっているので、住民にとっても、移動の足が確保できないと生活の利便性が悪くなるため、ラストワンマイルの確保が欠かせないそうです。


  ラストワンマイルモビリティーが交通手段を指すのなら、1.6km位だったらタクシーや乗合タクシーを使うより、健康のために歩いた方がよっぽど良い様な気がします。(笑)



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