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タクシーの期間限定1種免許運行構想by川鍋

今回は「タクシーの期間限定1種免許運行構想」を書こうと思います。

  とりま。前に全タク連の会長及び配車アプリのGO(株)の会長の川鍋氏が、アプリ配車専用タクシーの運行が業界内から反発が有ったので、発表を待たずアプリ専用配車タクシーを取りやめ、迎車専用タクシーにした事を書きました。

  その迎車専用用タクシーは、川鍋氏が提案した「期間限定で1年以内に2種免許を取得する前提で、1種免許のまま緑ナンバーのタクシーに乗務させる」構想で、昨今のライドシェア解禁要望の高まりに対する対策の切り札との位置づけで、進退をかけて実現を期す決意を示した案だった様です。

  流石、前会長の日の丸の富田会長から会長証を引きついた時のたった一つのワンイシュウで、乗務員の待遇改善等では無く、ライドシェア阻止が富田前会長から引きずいたイシュウだった様です。

 又、川鍋氏は、タクシーの期間限定1種免許運行構想について、正副会長会議での意見を踏まえ、前記したアプリ限定から対象を無線配車=迎車専門タクシーに拡大したことを明らかにし、コロナ禍前の水準の乗務員数を回復し、タクシー事業者としての供給責任を果たすことが当面の目的だと強調するとし、タクシー適正化・活性化特措法上の準特定地域=供給過剰と現在の供給不足は互いに矛盾しているとも指摘したそうです。

  準特定地域は供給過剰な地域とされていてタクシーの増車が禁止されていますが、現在はタクシーは供給不足なのでその点を指して言っている様な気がしますが・・・・・・

  ですが、今のタクシーの協供給不足は準特定地域=供給過剰とは全く関係が無く、ただ単に乗務員が今回のコロナ禍で業界を去っただけなので、タクシー適正化・活性化特措法上の準特定地域=供給過剰と現在の供給不足は互いに矛盾していません。

  今後の展望については、タクシーの供給不足解消でライドシェア解禁要求は下火になるとの認識しているそうですが、何もしなくて良いという人は代案を示すべきだと強調して、代案の方が良いと多くの事業者が判断するなら、その方に協会長を代わってもらえば良いと付け加え、自身の進退をかけた決意も示したそうです。

  要は、ライドシェア反対の為のタクシーの期間限定1種免許運行構想という事になります。又、氏は特定・準特定地域という事実と供給不足とは相いれなく、あるいは来年度あたり東京都特別区・武三交通圏などでも準特定地域の指定が外れるかもしれく、本質論を言えば供給不足なんだから特定・準特定地域の指定は外さなければならないはずで、そういった近い未来も想定しながら動いていく必要がある、と述べています。

  氏は供給不足だから特定・準特定地域の指定は外さなければならないはず、と述べていますが、現在はタクシーダイスが不足しているのではなく、タクシーを運転する乗務員が不足しているだけで、なんで供給不足だから特定・準特定地域の指定は外さなければならないのかが意味不明で草。

  だからと言って、タクシーの期間限定1種免許運行構想は2種免許を取る意味が有りません。(笑)

 抑々、この構想は道交法第八十六条の「次の表の上欄に掲げる自動車で旅客自動車であるものを旅客自動車運送事業に係る旅客を運送する目的で運転しようとする者は、当該自動車の種類に応じ、それぞれ同表の下欄(右欄)に掲げる第二種免許を受けなければならない。」に抵触しています。

 


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