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配車アプリ2%とICT総研の14.8%

 今回は「配車アプリ2%とICT総研の14.8%」を書こうと思います。


  先ず、この2%という数字は、MOVとジャパンタクシーが合弁をする時に出た数字で、その時、月間タクシー運送回数は1億回とされていました。運送回数の1億回は国交省が調査した平成30年の年間乗車回数の139,000万人と同じ位の数字なので、仮に配車アプリを2%とすると1ヶ月に230万回になります。因みに、営収は国交省の調べでは平成30年の営収は15,700億円で月に直すと130憶円位です。


  平成30年の法人タクシー台数は国交省の発表では184,188台なので、(15,700億円÷365日)÷184,188台≒23,377/日が全国のタクシー営収の平均値です。


  又、ICT総研では2020年の年間の配車アプリのユニークユーザーの利用率は、Webアンケートを実施した4,407人のうち、利用率は14.8%で、2020年末時点での日本国内のタクシー配車アプリの利用者数(ユニークユーザー数)は858万人と推計されるそうです。


  但し、年間数なので858万人÷12715,000回になるので、前に書いたように「ユニークユーザーが多く使っている」は間違いで、自分でもアポーン丸出しで赤面しました。草


  ですが、いくらコロナ禍と言っても配車アプリ利用率が2%の7倍も増えたのでしょうか?統合発表時点での言い回しは、輸送回数が2%と表現していますが、方やICT総研は利用率という言葉を使用しているので、若干の差異はあるのでしょうが、このアプリを使った輸送回数と利用率の関係が今一つ分かりません。草


  要は、ICT総研の利用率を輸送回数と捉えると、2%の約230万回の1/3にしかなりません。又、この国交省の調査では、「スマートフォンの配車アプリを利用して乗車」にも触れていて、複数回答が可能ですが、3大都市圏では6.63%、地方部では6.2%、全体では3.2%となっています。


  201861日~5日にマイボイスコム株式会社という調査会社が実施した『タクシーの利用』に関するインターネット調査」では、タクシーの利用方法では配車アプリの利用が、これも複数回答が可能でしたが、3.5%となっています。


  なので、国交省の公表した全体で3.2%が国の公表値なので最も信頼出来る利用率の様な気がします。ですが、DeNAとジャパンタクシーの統合の際言われた2%は輸送回数の割合、要は国は利用率、統合の際言われたものは輸送回数なので、・・・・どちらも1桁前半の数字なので、自分の様にそれ程神経質になる必要はない様な気がします。


  これだけでは何も話しになりませんが、面白い統計が有りました。三大都市圏、つまり東京圏の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、名古屋圏の愛知県、岐阜県、三重県、大阪圏の大阪府、兵庫県、京都府、奈良県では、何時頃が忙しいと思います。通勤時間?退社時間?と答える乗務員の方が多いと思います。


 時間帯.png時間帯.png


 結果、通勤時間が始まるAM5時~8時までは5.4%、通勤時間帯の8時から11時までが11.8%、11時~14時までが飛躍手に上がって24.1%、14時~17時までがさらに上がって30.3%、それから20時から翌日のAM2時までは20%の後半の28%になります。


  ナイトの美味しい時間帯の2時~5時はぐっと下がって6.7%まで下がります。なので、複数回答可になりますが、三大都市圏で一番忙しい時間帯は自分にとっては意外にも・・・・・14時~17時でした。


  流しor無線or配車アプリかの乗車状況は分かりませんが、タクシーは「流し」が基本なので、上記の14時~17時は、経験・勘・を生かし、運を味方にし「流す」、なので、どうも「まったり」している場合でなさそうです。草



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