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国交省、変動運賃を導入・・・草

今回は「国交省、変動運賃を導入」を書こうと思います。

 以前、変動運賃の事を書いた記憶があるのですが・・・?。兎に角国交省は2月22日に輸送需要に応じた「変動価格制(ダイナミック・プライシング)」と現行の車載メーターに変わりこれも以前書いた事が有ると思いますがGPSを通じて走行距離・金額を算出する「ソフトメーター」を導入する方針を固めた様です。

 要は、GPSを用いた「ソフトメーター」による「変動運賃制」の導入という事の様です。これは先行して昨年、迎車料金で取り入れている仕組みとしていますが、そんな話会社から聞いた事が有りません。草

 変動価格別は天気や時間帯、曜日によって運賃が高くなったり安くなったりする仕組みで、前述した様に先行して昨年「迎車料金」で導入しているそうです。

 これはオンラインで開かれた政府の規制改革審議会・投資等ワーキンググループの会合で示された様です。個交省は「需要に応じて、一定の幅の中で運賃が変動する事により、これまでタクシーを利用していなかった層の需要を開拓できる」と期待をしているそうです。そして今年中に海外事例の実態を調べ実車で実証する考えも合わせて示しました。

 全タク連の川鍋会長は「新たな顧客の開拓と、タクシー事業者の生産性の向上に寄与する可能性有る」と賛同した様です。要は、全タク連は賛同の意思がある様です。又、国土交通省は、11月30日からタクシーの新たな運賃・料金サービスである「一括定額運賃」および「変動迎車料金」の申請受け付けを開始すると発表しています。なので、全事業者が変動迎車料金を行っている訳ではなく、あくまで希望事業者が行っている事の様です。

 前にも書きましたが、大都市部の大手は「変動迎車料金」の利用を、地方のタクシー会社は定期券や回数券の利用を主に申請するとみられるそうですが、変動迎車料金を申請した事業者がいるのかどうかは?デス。草。未だ変動迎車料金を行っていない会社が多数だったら、それこそ「笛吹けども踊らず」で草が生えます。

 日交のホームページを見ても迎車料金は420円と変わっていなく「変動」という言葉は見えません。草

 海外に目を向けると、シンガポールのタクシー最大手のコンフォートデルグロが2019年から変動料金制を導入しているそうですが、これは客を乗せての走行にメーターを使わないそうです。シンガポールでは変動料金制は需給に応じ料金を変更する商行為で日本と同じ定義ですが、配車サービス業界が採用している行為になる様です。例えば、雨が降る土曜の夕方は通常なら10Sドル(約812円)の料金が50Sドル(約4,061円)になり、鉄道の運行停止の時は100Sドル(約8,121円)にもなる、という仕組みの料金制の様です。高!
 コンフォートデルグロは配車サービスにシェアを奪われたため個人ハイヤービジネスに参入することを計画しましてウーバーとの提携を模索したましたが、ウーバーの撤退で実現しなかった様です。

 又、配車サービス業者グラブの2013年のシンガポール参入以来、コンフォートデルグロのタクシー利用は約30%減少しているそうで、変動料金制は運転手を維持、確保するためにの新機軸が必要と考えての結果だった様です。

 要は、シンガポールは客の奪還、日本は顧客開拓の為の「変動料金制」で、趣旨が全く違う様に思います。

 全タク連の川鍋会長は何処を取って「生産性の向上=売り上げ向上」と言っているのか全く分かりません。未だ実証実験も行っていないのに生産性の向上を見込める、とは君は「仙人」か?大芝生。
 

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