SSブログ

首相辞任・・・痛恨の極み

 今回は「首相辞任・・・痛恨の極み」を書こうと思います。

 皆さんも既にご存じだと思いますが、安倍首相が“潰瘍性大腸炎”の為辞任しました。

 潰瘍性大腸炎は指定難病97に指定されている難病の様です。安倍首相は昨年11月20日に通算在職日数が2887日となり、戦前の桂太郎氏を抜いて歴代最長とり、さらに8月24日には第2次政権発足からの連続日数も2799日と佐藤栄作氏を抜いて最長となったそうです。

 難病を抱えながらここ迄長期政権を維持出来た事は大変だったと思います。第2次政権では「経済最優先」を打ち出し支持を集めました。12年の発足時、大胆な金融緩和などからなる経済政策「アベノミクス」を掲げ、リーマン・ショックで落ち込んだ日本経済の再生に力を注ぎました。反面、消費増税については、14年4月に8%に引き上げ、その後、2度の延期を経て19年10月に10%へと任期中2目の引き上げに踏み切った事で、世間不評を買い政権の評判を落としました。

 在任中には80の国・地域を訪問し、飛行距離は地球約40周分に達したそうです。特にトランプ米大統領とは、趣味のゴルフを共にプレーするなど個人的な信頼関係を築き、19年5月には、令和初の国賓として同大統領を迎え、日米両国の蜜月ぶりを演出しました。

 しかし、任期中になんとしても解決したいとしていたロシアとの北方領土交渉は事実上棚上げ状態で、北朝鮮による拉致問題も進展していない状態です。安全保障面では、「積極的平和主義」の下で、15年に集団的自衛権の行使を認める安保法制を成立させ、戦後政策の大転換となりました。防衛予算は安倍政権下で8年連続で増加しており、6年連続で過去最高を更新した事は、平和ボケした我が国では大変評価できるのではないでしょうか。

 自分としては関心が高かった憲法改正については、安倍首相が「私の手で成し遂げたい」と任期中の実現を目指していましたが、国会での議論は停滞していた事は非常に残念です。
集団的自衛権の行使を認める安保法制成立&防衛予算増加で改憲を期待していたのに本当に残念です。

 第二次世界大戦後、アメリカをはじめとする多くの国では何度も憲法が改正されてきたのに、日本はまだまったく改正していないと言うと、アメリカの改憲は日本の公職選挙法等の改正レベルと言う様な声がレフトスタンドから聞こえて来そうですが、そんな内容でも憲法改正な事には変わりが有りません。

 これ以上書くとなんなのでこの辺にしますが、イージスアショア構想が出来なくなり、ミサイル防衛システムに話が進んでいる時に辞任とは・・・中国や北朝鮮は我が国全域を射程におさめる弾道ミサイルを数百発保有・実戦配備してそのミサイルは日本に向けられている状態デス。

 そろそろお花畑は止めませんか?草。

 もりかけ問題、新型コロナ対応でも、安倍のマスクと揶揄された布マスク配布や一律10万円給付を巡る混乱などで野党から強い批判を浴びた事など失点も多数ありますが、内閣支持率は前回(22、23日)の調査より20・9ポイント増の56・9%に上がった様です。

辞めてくれてありがとう、で支持率が上がったという見方もある様ですが・・・兎に角、自分も安倍政権に対して頷けないところは沢山有りますが・・・今はお疲れ様と言う気分です。で、次期首相は誰になるのでしょうか?

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職