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京浜交通圏、運賃改定ついに2020年2月1日実施へ

 今回は「京浜交通圏運賃改定、2020年2月1日実施」を書こうと思います。

 国土交通省は12月10日、タクシー運転手の労働条件改善のため、2020年2月1日に運賃引き上げを実施すると発表しました。国交省は8月に消費増税の範囲内での値上げを認可しましたが、タクシー業者が乗務員の待遇改善やキャッシュレス決済対応用の機器導入で必要としていた値上げについては、景気に配慮して認めていませんでした。

 対象地域は、10月の消費税増税時に上記の待遇改善などのための値上げを見送った25 都道府県の48地域が対象になる様です。当然、神奈川県の京浜交通圏も含まれています。

 雑に纏めると、12月10:タクシーの運賃改定にあたっての留意事項を通達→12月13日に各地方運輸局で公示→2020年2月1日実施。になります。

 通達は、2018年5月にまとめられた「自動車運送事業の働き方改革の実現に向けた政府行動計画」や、2019年4月から順次施行されている「働き方改革関連法」の趣旨を踏まえ、運賃改定により“タクシー運転者の労働条件の改善”が図られるよう、改定後の運賃の公示にあたって留意すべき事項を改めて明確化した物の様です。

 今更ながらですが、具体的には、業者に対して運賃改定実施後、各事業者が“適切に運転者の労働条件の改善措置”を実施することになります。

 要は、値上げしたんだから“事業者は適切に乗務員の給料にそれを反映させよ”というごく当たり前の事です。消費増税時に同時に行おうとしていた運賃改定ですが、以前、国交省は「消費者庁」、「経済産業省」、「内閣府」の3省庁府から「消費税改定に伴う運賃改定を同時に行うには消費税改定に伴う運賃改定を同時に行うには“より丁寧な検討が必要”」との意見が示され」との意見が示されて見送りになった経緯が有ります。

 “より丁寧な検討が必要”が“適切に運転者の労働条件の改善措置”とは・・・意味が分かりません。「自民タク議連」が運賃本改訂早期実現を決議した事や、全タク連の陳情も国交省に有った様です。自動車局長は「関係省庁との調整は密にすべきだったと」と反省はしている様ですが・・・兎に角、国交省が折れて2020 年2月1日から、初乗短縮申請の500円は、初乗り1.3㎞で500円、加算額を265mで100円、時間制併用の料金と時間は?デス。草。現在は1分45秒で90円(時速10㎞以下)になっています。

 今年の8月の営収平均で、消費増税と本運賃改定で、利用者と事業者及び乗務員にはどの様な影響が有るかのかは・・・長くなりそうなので次回にでも。兎に角、来年の2月1日からタクシー運賃は変わる事だけお伝えします。草

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