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国交省の事前確定のイメージ例

 今回は「国交省の事前確定のイメージ例」を書こうと思います。

 国交省の自動車局旅客課は令和元年10月25日付きで、「~タクシーを使いやすく、安心して利用できるようになります」という副題を付けて、「タクシーの事前確定運賃サービスがスタートします」と事前確定運賃について、令和元年10月25日(金)付けで認可した事を公示し、その中で、取扱方法や取扱業者及び申請方法などを公表しました。

 その中で、「事前確定運賃のイメージ等について」で事前確定運賃の具体定なイメージを例示しました。

 それは、「月曜日の15:15に東京駅から東京スカイツリーまで事前確定運賃でタクシーに乗車する場合」の時の事です。

 走行時間:40分、走行距離:約6.5㎞という事例です。自分は東京の事はサッパリ分からないので、この数字が事例として適当で正確なのかは?デス。

 試しに計算してみました。加算走行距離は6,500m-1,052m=5,448mになるので、加算料金は以後233mごとに80円なので、5,448m÷233m×80円=1,870円になります。初乗りの420円と合計すると2,290円になります。

 東京の平成30年の平均は、乗車回数28.2回、営収は51,582円、走行キロ245.5kmなので、1回当たりの実車キロは4.1㎞、実車率47.0%の様です。

 これを基に計算すると、1回当たりの乗車料金は、51,582円÷28.2回≒1,829円になります。1回の加算距離メーター料金は{(4,100m-1,052m)÷288m}×80円≒846円となり初乗りの420円と合算すると420円+846円≒1,266円になります。∴1,870円-1,266円=604円が時間メーターになる様です。604円÷1,871円×100≒32%が時間メーター料金割合になります。

 上記東京駅→スカイツリー間の料金を計算してみます。{(6,500m-1,052m)÷288m}×80円+420円≒1,933円となり、例示の1,920円とはほとんど変わりません。時間メーターは1,933円×32%≒618円になるので合算すると、1,993円+618円=2,611円になりました。換言すれば、普通に行けば2,600円前後で行ける事に成ります。迎車料金を加えても3,100円前後になります。が、事前確定は、迎車料を加えて3,390円としています。
 
 上記の「月曜日の15:15に東京駅から東京スカイツリーまで事前確定運賃でタクシーに乗車する場合」の事例では、「事前確定運賃」は運 賃 2,970円、迎車料金 420円の合 計 3,390円になる様です。特別区・武三交通圏の月曜日の午後3時台の係数は1.27です。

 距離メーターの1,933円と初乗りの合計の2,413円(事例では2,340円)に係数の1.27を乗じて計算すると3,064円になります。事例の2,970円との差額はプラス94円になり誤差の範囲です。が、距離に関して?が有ります。

 このイメージでは加算運賃を1,920円としています。計算すると、1,920円÷80円×288m≒6,912mとなり、初乗りの420mを加えると7,332mとなって約7.3㎞になります。例示の約6.5kmとは約1㎞弱長い距離になります。草

 800mは距離メーターだけでも800m÷288m×80円≒222円違います。時間メーターを考えると・・・

  ヤフーの地図は、横浜では関内駅~港南中央駅までが6.7㎞で、午後2時の所要時間は14分でした。東京ってそんなに道が混んでいるのですか?でも京浜交通圏の係数は、月曜日の15時台は・・・1.30と東京の1.27より高いのですが・・・
 
 国交省もこんなバカな計算をする奴なんていないと・・・ここに大馬鹿は生息しています。草 

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