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乗車後に1ミリも走行しないと何分でメーターは上がる?

 今回は「乗車後に走行しないで何分でメーターは上がる?」を書こうと思います。

 皆さんも既にご存知の通り、タクシー運賃は「時間距離併用制運賃」制をとっています。雑に纏めると、京浜交通圏の場合は、初乗り2㎞で740円、加算料金は288mごとに90円、時間距離併用運賃は1分45秒(105秒)ごとに90円になります。(速度は0㎞~10㎞以下の時)

 当然、無線やモブなどで店に呼ばれて行く事も有ります。早く客が出てきてくれれば、乗務員もイライラして待つ必要も有りませんが、そうは上手くいきません。店に「到着」の声掛けをしても相当待たされる事も有ります。

 5分、10分、15分、20分・・・と待たされる事も割とよく聞く話です。客によっては「メーター」を入れて待たせる事も、「たま~に」有ります。

 1ミリも動かないでいるとどうなるのでしょう?時間距離併用運賃なので1分45秒(105秒)経つと90円上がる?・・「ブー」・不正解デス。

 閑話休題、時間距離併用制運賃が導入されたのは昭和45年の事の様です。導入のきっかけは、当時、都市部における交通渋滞が社会問題化し、同じ距離(=運賃)の運送でも10分の時の場合もあれば、1時間かかる場合も生じるなど、タクシーの時間当たりの売上に大きな差が発生するようになりました。政府はタクシー業界労使の要望を受け、時間と運賃のバランスを是正し、時間当たりの売上の差異を縮めるため当該運賃制度を定めました。

 この時間距離併用制運賃は、タクシー乗務員とっては、渋滞等による営業機会損失を補うために合理的な運賃制度ですが、利用者にとってタクシーは「乗ってみないと運賃がわからない」とタクシーが利用者に敬遠される一因にもなってきました。そして、今回の「事前確定運賃」デス。この様に「事前確定運賃」は前記のタクシーは「乗ってみないと運賃がわからない」という従来の客の不安を除去する物なので、決して「時前確定運賃」=「安い」ではない事は間違えがありません。

 話を戻して、乗車して1ミリも動かないと何時からメーターは上がるかという事になります。おそらく、この時速10km以下というのは、一般道における渋滞の事の様な気がします。そして、停車中でもメーターは廻っている様です。要は、1分45秒ごとに90円が加算されているという事の様で、初乗りの740円まで加算されるまではメーターは見た目上は動きません。

 なので、90円÷105秒≒0.857円/秒となるので、1秒間に0.857円メーターは上がっている事になります。740円÷90円≒8.22回メーターは上がるので、それに要する時間は、8.22回×105秒≒863・3秒になります。1秒間に0.857円なので863.1秒×0.8571円≒739.9円になります。当然ですが二割イコールで約740円になります。∴863.3秒≒14.3分になるので、乗車して1ミリも動かないでいても、約14分を超えるとメーターは見た目でも動きます。要は、止まっていてもメーター内部では105秒経つと90円が加算されているという事です。

 結果、863・1秒≒14.3分からメーターは目で見ても動く様です。

 但し、計算や考え方がガバガバでは無いと仮定した時の話ですが・・・草・ノシ

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