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ジャパンタクシー、NTTドコモから22.5億円を調達

 今回は「ジャパンタクシー、NTTドコモから22.5億円を調達」を書こうと思います。

 タクシー王子の配車アプリ「全国タクシー」の運営会社ジャパンタクシー株式会社がNTTドコモから22.5億円を調達しました。これはジャパンタクシーの第三者割当増資をドコモが引き受けた形になります。この22.5憶円は出資比率5%程度の様ですが、以前に出資を受けたトヨタからの75憶円は出資比率は非公開です。

 分かっているだけでもジャパンタクシーは今回のNTTドコモから22.5億円を調達するまでに「未来創生ファンド」から2017年6月に5億円、同年10月にタクシー会社2社から総額1億円、2018年2月にはトヨタ自動車から約75億円の資金を調達しました。今回の未来創生ファンドからの10億5000万円を合わせると累計91億5000万円の資金調達を実施することになり、今回のNTTドコモから22.5億円を調達したので、合計した調達金額は114憶円になります。

 ドコモとジャパンタクシーは、ドコモが持つ人工知能(AI)を活用した乗車の需要予測技術とジャパンタクシーの持つ配車システムを組み合わせた新たな配車サービスを開発するそうです。因みにドコモのAIはAIエージェントサービス「my daiz」というそうです。

 又、今回の提携により、今後ジャパンタクシーがタクシー内に設置しているタブレット型端末でNTTドコモの「d払い」決済を可能にするそうです。

 前に書いた様に、KDDIはタクシー需要をドライバー配信する「配車支援システム」今回はNTTドコモのAIエージェントサービス「my daiz」、残る通信大手のソフトバンクは中国・滴滴出行(Didi Chuxing)と合弁会社を設立してタクシー会社と連携しながら大阪で2018年秋にも配車サービスをスタートさせることを発表しています。

 今回のドコモがジャパンタクシーと資本業務提携をした理由は、KDDIとソフトバンク両社の通信会社としてのライバルの動きも背景にあるのではないでしょうか。

 現在の日本ではライドシャア型アプリでの参入は厳しい状態にあり、タクシー配車型が展開される流れているので、換言すれば「通信×タクシー」の流れです。

 よってこの「通信×タクシー」の流れでドコモは他の2社に後れを取りたくないはずなので、ジャパンタクシーと提携したのではないでしょうか。

 ジャパンタクシーとしても、ジャパンタクシーにはJapanTaxi Walletというサービスが有り、これは「全国タクシー」アプリと車内助手席後部に搭載されているタブレットを活用することで、乗車している間に支払い手続きを完了させることのできるサービスです。今後はジャパンタクシーがタクシー内に設置しているタブレット型端末で、NTTドコモの「d払い」決済を可能にすることが出来るので、NTTドコモの「d払い」の利用者を取り込めることが出来るので損は無いはずです。

 換言すれば、ジャパンタクシーアプリの「全国タクシー」では、JapanTaxi WalletとNTTドコモの「d払い」の2つの電子決済が出来る様になります。

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