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需要予測サービス戦争

 今回は「需要予測サービス」を書こうと思います。

 現在、タクシーに関して「需要予測サービス」が盛り上がっている様です。

 主だったとこでは、ソニーと関連企業9社のソニーが持つ人工知能(AI)技術を活用した新たなタクシー関連サービス事業準備会社「みんなのタクシー株式会社」、NTTドコモが提供するタクシーの需要予測サービス「AIタクシー」、トヨタ自動車、JapanTaxi、KDDI、アクセンチュアの4社のAI(人工知能)を活用して予測したタクシー需要をドライバー配信する「配車支援システム」などです。

 今回はデンソーテンがNTTドコモ提供のタクシーの需要予測サービス「AIタクシー」を、デンソーテンのタクシー配車システムを導入するタクシー事業者向けに販売を開始しました。

 当初、東京無線協同組合、大阪を拠点とする日本交通、熊本タクシー向けにサービスを先行して始める様です。

 仕組みは前に書きましたが簡単に書くと、携帯電話の位置情報を利用したリアルタイムの人口統計データや、過去のタクシー運行履歴などを分析して需要を予測する仕組みです。

 ドコモも各社から得られた運行データを利用して需要予測に生かす様です。

 デンソー曰く、乗務員は電車の遅延や雨天による突発的な需要の変化が分かるほか、不慣れな地域でも営業を効率化でき「乗客の待ち時間も短くなる」そうです。

 トヨタ自動車、JapanTaxi、KDDI、アクセンチュアの「配車支援システム」では、KDDIが保有するビッグデータから生成する人口動態予測に加え、タクシー需要への影響が大きい気象、公共交通機関の運行状況、周辺のイベント開催情報などのデータをAIに取り込んで分析し、需要の大小に応じた複数の学習モデルを適用するそうです。需要予測精度を東京都内で検証した結果、正解率94.1%の精度を実現の様です。

 今回デンソーが使用したがNTTドコモ提供のタクシーの需要予測サービス「AIタクシー」は、殆ど前記した「配車支システム」と同じ仕様の様です。

 日交系はKDDI、東京無線はNTTドコモの様ですが、東京無線は先日「全国タクシーアプリ」を導入したのですが・・・

 タクシー業界は通信業界を巻き込んだ需要予測で、NTT対KDDI戦争の様です。

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