SSブログ

「障割り手帳」の」種類

 今回は「手帳」を書こうと思います。

 タクシー乗務員の方なら「手帳でお願いします」と言われる事が結構多く有ると思います。毎日有るとは言いませんが、自分は多い時は1日に数回申し出を受けます。

 乗車してすぐ言う人や、降車する時に言う人もいます。
 
 手帳には3種類ある様で、「身体障碍者手帳」、「障害者手帳」、「療育手帳」になります。

「身体障害者手帳」はその名の通り身体に障害を持った人が所有するもので、発行者は対象者の居住地の都道府県知事が身体障害者福祉法第15条に基づき発行し、横浜市の様な精霊指定都市でその長が発行します。横浜市の場合、色は「赤」で「身体障碍者手帳」と発行者の横浜市の文字が手帳に印刷されています。

「身体障害者」の種類定義は、視覚障害、聴覚平衡機能障害、肢体不自由な障害、身体の内部障害(心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸器機能障害、膀胱又は直腸機能障害)などになります。

 身体障害者と聞くと身体の外部に障害を持った人のイメージを受けますが、身体の内部、例えば腎臓機能障害の様に人工透析を受けている人も身体障碍者手帳を持っています。なので、外部から身体障害者手帳所持の有無を判断するのは無理です。

 タクシーには「障害者割引」という制度が有り、運賃の10%が割引されるサービスで、この通称「障割り」を受けるのには乗務員に手帳を提示する必要が有ります。

 ほとんどの人は手帳を提示しますが、外見はごく普通でも中には降車する時「障割りで」とだけ言って手帳を提示しない人もいます。障割りで減額された10%部分は補填されるので営収が下がる事が無いので、「障割りで」と言われて手帳の提示を求める乗務員はどの位いるのでしょう?

 外見から身体障害者と分からない人や障害者手帳の人もいるので、性善説に基づいて提示を求めない乗務員もいると思います。

 因みに「障害者手帳」とは、広義の身体障害者に含まれ、正式名称は「精神障害者保健福祉手帳」になり、手帳には「障害者手帳」だけの表記になり、あとは発行自治体名が記載されます。横浜市は「身体障碍者手帳」は赤色、「精神障害者保健福祉手帳」(障害者手帳は)は青色になります。

 「精神障害者保健福祉手帳」(障害者手帳は)は、うつ病、統合失調症、非定型精神病、てんかん、中毒性精神病、器質性精神病(認知症や脳梗塞による精神疾患)、気分障害、双極性障害などのため長期にわたり日常生活または社会生活に不便が生じている方が対象です。換言すれば「精神障害)の人の為の手帳なので、内臓系疾患の身体障害者と同じように外見から判別できません。

 そこで「障割りで」と言われましたれ手帳を提示しない客に「手帳を見せて下さい」って言えますか?横浜市では、必ず、使用時に、身体障害者手帳または愛の手帳を乗務員に提示してください。と在りますが・・・


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職