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関西のゴーゴー割りと関東人

 今回は関西のゴーゴー割りと関東人を書こうと思います。

 かなり前の話ですが、手を挙げた客に「この車小型車ですか?」と乗る前に尋ねられた事が有りました。明らかに関西弁です。如何やら関西から出張で来ている様な感じでした。
中型車と答えると、「じゃあ、結構です」とスルーです。

 その時、「関西の人はタクシー料金を確認して乗るんだ」と思いました。

 今考えてみると、やっと理由が分かりました。関西は特に大阪はタクシー料金が全国一安いそうです。調べてみましたが、初乗りは東京の改正前の730円と50円しか違わない680円ですが、ゴーゴー割りというシステムが有るそうです。

 東京や京浜交通圏の「遠距離割引」の関西版です。京浜交通圏や東京では9000円以上の料金に対しての部分は1割引です。其れが大阪では5000円以上の部分が5割引だそうです。

 5・5割は、1995年に導入されたシステムの様です。当時普通のタクシーが660円に初乗りを値上げした時に、有る会社だけ値上げしなかったので、その会社の1人勝状態だった様で、其れに対抗する形で導入された5・5割です。

 今では、かなりの会社が導入している様です。

「値上げしなかった会社の1人勝」、前に1997年に東京でも1キロ340円の運賃が認められましたが、利用者は「340円タクシー」をつかまえることが難しく、認知も進まないまま5年で姿を消してしまった、という事を書きました。

 東京では1社が行った340円タクシーが認知されず姿を消し、大阪では価格を据え置いた1社の1人勝です。

 そこで冒頭の「関西の人はタクシー料金を確認して乗るんだ」に繋がります。嫌味では無く本当に思います。流石、難波商人・・・です。

 関東の人間は、来たタクシーに乗ってしまいます。選択肢が有りません、殆どどのタクシーの料金も同じです。

 大阪のタクシー会社も大変です。数字的に見てもキツイと思います。が、経営者は周りを見て、5・5割を辞めたくても辞められないのが現状だと思います。

 大阪のタクシーも大変ですネ。

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