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コロナ禍の令和2年賃金構造基本統計調査でのタクシーの給料

 今回は「コロナ禍の令和2年賃金構造基本統計調査でのタクシーの給料」を書こうと思います。


  抑々、賃金構造基本統計調査とは、労働者の雇用形態、年齢、性別などの属性と賃金の関係を明らかにする目的に鑑みて、調査月に18日以上勤務しているなどの要件を満たした労働者のみを集計の対象として、年令、勤続年数、月給、ボーナスなどの雇用に関する調査です。


  調査の概要は、賃金の推移、性別 、学歴別、企業規模別 、産業別、雇用形態別、役職別 、在留資格区分別 、新規学卒者 、都道府県別 、短時間労働者、短時間労働者、などかなり詳細に発表されています。


  もちろん、「タクシー」も公表されています。それが下の2つの表になります。少し見にくいと思いますが、調査に回答した人は全国全体で、企業規模計が10人以上で8 622人、1,000人以上で1 484人、100999人で4 333人、1099人で2 806人になった様です。


 調査2.png 言葉の意味を念のために書くと「所定内給与額」は、きまって支給する現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額をいい労、「超過働給与額」とは①時間外勤務手当= 所定労働日における所定労働時間外労働に対して支給される給与=残業、②深夜勤務手当 深夜の勤務に対して支給される給与、③休日出勤手当 所定休日の勤務に対して支給される給与=公出、④宿日直手当 本来の職務外としての宿日直勤務に対して支給される給与、⑤交替手当 臨時に交替制勤務の早番あるいは後番に対して支給される交替勤務給など、労働時間の位置により支給される給与、を指します。


 調査3.png


 又、「きまって支給する現金給与額」は、労働契約、労働協約あるいは事業所の就業規則などによってあらかじめ定められている支給条件、算定方法によって6月分として支給された現金給与額をいうそうで、手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額でなので、控除前の金額になる様です。


  1番当てはる10人以上100人未満での数字を見てみると、平均年齢59.9歳、勤続年数10.2年、所定労働時間=残業時間及び深夜勤務時間及び公出時間を引いた勤務時間は167時間なので、仮に12勤とすると、1日≒で14時間、「超過働」は16時間になるので、16時間÷12勤≒1時間になり、1日の労働時間は≒で15.3時間になります。


  給料は残業、深夜、公出を含め23万円なので、年収276万円に臨時給の約14万円を加えると290万円にしかなりません。まさに年収300万円切です。


  事業規模が多きい1,000人以上では、"きまって支給する現金給与額"291,200円、臨時給が年額329,500円になるので、年収は3823,900円になるので、事業規模10人~99人より年収が約100万円、月にすと8万円位違ってきます。


  因みに、100人~999人の事業規模の会社では、"きまって支給する現金給与額"23万円、臨時給は年間206500円なので、年収2966500円になるので、やはり300万円を切っています。


  これで、1,000人以上の大手と中小のさが鮮明になりました。(>_<)・・・・ま~予想はしていましたが(@_@)1,000人以上の大手は保有台数は450台~500台前後の様な気がします。



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