大和も料金改定申請か
今回は「大和も料金改定申請か」を書こうと思います。
前に、日交関係会社の日交美喜と飛鳥交通の計8社が、料金改定申請を提出した事を書きました。申請日は2021年12月24日だった様です。申請内容を再度記載すると、初乗り1,052m→800m 初乗料金420円→400円、加算距離233m→ 183m、加算料金80円→80円、時間併用時間1分25秒→1分5秒、加算時間料金80円→80円、迎車料金420円→200円、です。
なので初乗料金は400円と下がっていますが、その変わり初乗乗車距離が短くなっているので、実質は値上げになる様で増収率は約26%位になる様です。
大日本帝国の「大和自動車交通」も料金改定を申請するそうです。大和の数字を見てみると、昨年12月は前年同月比で営業収入が50.1%増となっています。それでもまだ採算が合っているわけではない様でしたが、コロナ前の19年12月と比較すると5.5%減となっていたわけで、ようやくここまで来たという感じな様です。
又、昨年10月の数字を見ると、ようやくフル稼働体制に持ち込んでもなお19年同月比11.5%の減収だったそうで、大和自動車交通本体7社だけをみるとようやく上向いてきた数字になっています。そのままの勢いで1月は4日までは良かったんですが、その後はオミクロン株の影響で1月1~17日の累計でいうと、19年同期比16.9%減となっていて、再び厳しい状況になりました。(>_<)
先月の21日からまん延防止等重点措置の適用対象になっているので、この先もまた厳しいのではないかとみています。(@_@)
昨年12月24日には、東京都特別区・武三地区のタクシー運賃改定要請がスタートしました事に対しては、もちろん、YESということで、東京業界内がこぞって運賃改定に動こうという機運が醸成されたことは有り難いそうで、かなり時間がかかりスピーディとは言えませんが、良かったんじゃないかと思いっている様です。・・・・だったら大和が動けよで草WWW
以前から、大和は運賃改定の必要性を訴えていた様で、一方、東タク協の副会長、経営委員長の会見などでは、改定増収率は10%前後の攻防という話も出ていまる様ですが、大和は、改定増収率のパーセンテージというものは、一つの見方、物差しだという考えで、事業者の一人としては改定率よりも改定額がどうなのかということを重視している様です。なので大和はかねてから、改定後の新運賃については「初乗り500円、加算は100円」ということを言ってきた様です。
なので大和は乗車距離には触れていませんが「初乗り500円、加算100円」案だそうです。
又、大和本体について言えば、都心中心の営業展開ですので初乗り額による影響はないそうですが、大和グループの中でも旧中央無線のタクシーや大和グループ以外でも江東区、江戸川区、足立区、板橋区など下町中心に営業展開する中小事業者も多く、そういった会社の乗務員の話を聞くと、いまでさえ420円になってしまって大変だというのに、それを400円にするなんて有り得なく、それはもう値上げじゃないといった意見も多い様です。・・・・・納得。
隣接する多摩地区や千葉、埼玉、神奈川の各地区も初乗り500円などにすでになっていて、東京だけは400円などと言わず、首都圏の一体感を保った方が良いと考えている様です。
陸運局が審査される開始時期は、初申請から3ヵ月なので3月23日の様ですが、大日本帝国の大和が申請すれば・・・・あと約2ヵ月弱で7割の申請台数の申請はどうなるんでしょう?因みに、大和自動車は東京4社で唯一東証2部に上場しているタクシー事業者です。