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東京2020、『富士山に行きたい』に従え!?

 今回は「東京2020、『富士山に行きたい』に従え!?」を書こうと思います。

 言わずもがな今回の東京五輪2020は「バブル方式」になります。要は、大会関係者が選手村と練習・試合会場以外を移動できない事が基本になります。前にこのブログでも「千丈の堤も蟻の一穴より崩れる」と、原宿の原宿の竹下通り、東京メトロで同じように国旗や国名の入ったシャツを着た外国人のグループが、ノーマスクで乗っているのを見かけた様な事が有るツイートも有る様だと書きました。

 「バブル方式」は、広がり続けるコロナウイルスの感染を防ぐため、関係者の生活区域を必要最低限の場所だけに限定することが狙いだったはずです。が、五輪開催1カ月前の6月28日、日本交通や帝都自動車交通など、関係者の夜間送迎を行う大手タクシー会社6社を集めた説明会の質疑応答で、組織委からそんなバブル方式を無視するような、耳を疑う説明がなされたそうです。

 その説明会で、参加した乗務員が、現場指揮の優先順位について質問したそうです。内容は、「何か判断に迷うことがあった時に、どこからの指示を最優先すればいいのか」を確認したそうです。

 因みに、選手や大会関係者の行動ルール(プレイブック)には、「許可される行き先は大会にとって不可欠な場所」、「散歩をしたり、観光地、ショップ、レストラン、バー、ジムなどに行ったりしてはいけません」 と書かれています。草

 先の「どこからの指示を最優先すればいいのか」という優先順位の質問に組織委の説明担当者は「乗車した五輪関係者の指示が最優先」だと答えたそうです。・・・・っはデス。草

 質問した乗務員は、「例えば乗客が富士山に行きたいと言ったら、行かなければならないのか?」と質問すると、組織委は『行ってください』と断言し、続けて『関係者がレストランに行きたいと言ったら、連れて行ってください』とわざわざ補足までしたそうで草が生えます。なにを考えているのでしょう?開いた口が塞がりません。WWWW

 他の会社の乗務員からも同様の質問が出て、説明会はもめにもめました様です。当然です。とりあえず『この場で断言せずに一度持ち帰って回答をいただけないか』と運転手側が申し入れをし、その場は一度収まったそうです。

 が、説明会から約1週間後の7月7日、説明会で質問した乗務員は組織員会から「恨」をかった様で、会社が受注していた7月13日から8月10日までの夜間送迎の3枠を、組織委が全てキャンセルしました。事態を受け、会社は説明会に参加していた6人を注意し通知も渡され、その内容には「研修中の受講態度があまりにも悪く、オリンピック・パラリンピック大会組織委員から苦情及び受注業務を断る旨の通知を受けた」とあったそうです。
 全体で2時間弱の説明会の後、質問した時間なんて10分位だった様ですが、組織委員会は10分位の質問でスムーズな運営を妨げられたとでも言いたいのでしょうか?

 結果、質問をした運転手は業務停止7日間の処分を受け、体調を崩し休養しているそうです。

 組織委からは『トイレなど緊急の場合は、少し離れたところに止めてコンビニに行かせてもよい』と内々で説明を受けている様でトイレだけなら仕方ないですが、買い物の寄り道に付き合うことも多い様です。スーパーで停車させられて、2リットルの水を多量に買い込んできたり、お酒とパックの氷を買ってきたり、アイスクリームやスイーツを買ってきたりして大きいビニール袋を両手に帰ってくる関係者は多いそうです。あと競技会場などから宿泊先に帰る途中で、ホテルまであと500mといったところで、『ここで大丈夫』と言われたので降ろしたら、すぐ目の前の飲食店に入っていく事も有った様です。ホテルの1駅前で停車して、そこから写真を撮りつつ、散歩しながら帰っていく人たちも多い様で、しっかりと観光を味わっているようで草が生えます。

 なので結局、開催を迎えても、いまだ杜撰さが目立つバブル方式の様です。草。救いは日本の金メダル、銀メダル、銅メダルの数が多い事の様なきがします。これを書いているのは8月4日になり、大会も折り返しを迎えていますが・・・・
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