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タクシー車両をハイヤー車両として臨時的に流用する特例制度

 今回は「タクシー車両をハイヤー車両として臨時的に流用する特例制度」を書こうと思います。

 今回の東京オリ・パラでは、輸送運営上の新型コロナウイルス対策の準備状況は、➀:入国後14日間は、公共交通機関は原則使用不可。東京2020が提供するバスやフリート、ハイヤー(借上げタクシー)など大会専用車両のみを使用する。➁:入国後14日間経過後は、必要な感染防止策を講じた上で公共交通機関を利用することが可能(アスリート等を除く)。となっている様です。なので➁でバブル方式に名から穴が開いた格好にんっている様で草。

 バブル方式は何回か書いた事が有りますが、基本的にバブル=泡で選手やその関係者を囲い込んで一般人との接触の機会を遮断してコロナの拡散を防ぐのが目的だったはずですが、14間を過ぎれば選手以外の人は公共交通機関を利用する事が可能となっています。なので前述した事が有りますが、原宿の原宿の竹下通り、東京メトロで同じように国旗や国名の入ったシャツを着た外国人のグループが、ノーマスクで乗っているのを見かけた様な事が有るツーイートも有った様ですが、入行後14日間を過ぎていれば公共交通機関を使っての外出はOKになる様です。草

 それと共に、入出国時や大会期間中に公共交通機関を使用予定だった海外から入国する一部の大会関係者については、代替輸送手段として大会専用のハイヤー(借上げタクシー)等による輸送サービスを提供する。と記載されています。ここで問題は何故代替輸送手段が必要になったのか?という事と、「借り上げタクシー」になる様な気がします。代替輸送手段が必要になった事は政府の完全なミスか、抑々、最初からタクシーを借り上げる事を前提としていたとしか考えられない様な気がします。

 公共交通の代替輸送手段(ハイヤー(借上げタクシー))の概要は、国交省自動車局が、国の防疫措置である入国後14日間の公共交通機関不使用を受けて、令和3年4月12日付で帰国者等の輸送手段を適切に確保する観点から、タクシー車両をハイヤー車両に臨時的に流用する特例制度を創設した様で、国交省は以下の様な、「一般乗用旅客自動車運送事業者が保有するタクシー車両をハイヤー車両として臨時的に流用する特例制度について」という文書を公開しています。

 この「「一般乗用旅客自動車運送事業者が保有するタクシー車両をハイヤー車両として臨時
的に流用する特例制度について」に関しては、令和3年3月26日(金)~令和3年4月9日(金)までパブリックコメントを募集していた様ですが、全く知らなくて草。

 本来これは、帰国者の増加による一時的な輸送需要に対応するため「タクシーをハイヤーとして臨時的に流用できる特例制度」だったはずですが、いつの間にかオリ・パラで来日する大会関係者の移動手段として利用出来る事になっていました。草

 この背景として抜粋すると
、「ハイヤーが営業している地域が限られているほか、企業等との契約に応じて車両を確保する事業の特性から、車両数を十分に確保できない場合がある。このような状況に鑑み、公共交通機関の使用ができない帰国者等の輸送手段を適切に確保する観点から、流しにより一般の旅客が使用することがないハイヤーを活用して、感染防止対策を適切に講じたハイヤーによる輸送体制を構築するため、当面の間、タクシー車両をハイヤー車両に臨時的に流用することを認める特例制度を下記のとおり定めることとする。」となっています。意味分かります?・・・「・・・流しにより一般の旅客が使用することがないハイヤーを活用して、感染防止対策を適切に講じたハイヤーによる輸送体制を構築するため、当面の間、タクシー車両をハイヤー車両に臨時的に流用することを認める特例制度・・・」?。要は当面の間タクシーをハイヤーにすると言いたいのでしょうが、いかにも「お役人言葉」の様で草が生えます。当分の間って何時まで?

 概要は、タクシー車両をハイヤー車両に流用する手続は「地方運輸局長は、新型コロナウイルス感染症の影響により公共交通機関の使用ができない帰国者等の輸送に関し、現下のハイヤー車両数では不足すると認める場合に限り、臨時的な措置として、一般乗用旅客自動車運送事業者が保有するタクシー車両を道路運送法第15条に規定する事業計画の変更をすることなく、ハイヤー車両に流用できる営業区域を指定することとする。」、「上記指定は指定は、道路運送法施行規則第4条第8項第3号の規定により地方運輸局長が指定する地域にかかわらず、行うことができることとする。」、「指定された営業区域内の一般乗用旅客自動車運送事業者は、あらかじめ、管轄する運輸支局に登録番号等を記載したタクシー車両のリストを提出することをもって、当該タクシー車両をハイヤー車両に流用できることとする。また、流用した車両をタクシー車両に戻す場合についても、あらかじめ、管轄する運輸支局に当該車両のリストを提出して行うこととする。」となっています。因みに、タクシー車両を道路運送法第15条と道路運送法施行規則第4条第8項第3号はタクシーに関する規定になります。

 運賃は、「法第9条の3第1項の規定による認可又は特定地域及び準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法第16条の4第1項の規定による届出のあったタクシー運賃を適用することとする。」となっているので通常の運賃になる様です。

 流用車両の表示については、「ハイヤー車両に流用した車両は、流用車両とする場合、流用車両とする前のタクシーとしての表示等による取扱いのまま運用することとする。」となっています。自交総連は12日、五輪大会関係者を一般タクシーで輸送することを認めた政府と五輪組織委員会に抗議し、見直しを求める声明を出しました。大会関係者を乗せるときだけ貸し切りとし、降車後は一般客を輸送するもので、「場当たり的で非常識な輸送方式」と批判しています。下の写真のカードがあればタクシーからハイヤーに、変身で草
オリンピックハイヤー.png
 乗務員には関係が無いのですが、見るからに面倒臭せ~wwwww
 


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