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新型コロナインド株=デルタ型

 今回は「新型コロナインド=デルタ型」を書こうと思います。

 世界で新たな変異株がどんどん確認されている新型コロナウイルスですが、これまでは、中国・武漢型、英国型、インド型などと呼ばれてきましたが、WHOは国別の呼称は差別を招くとして、ギリシャ文字を使うことを推奨しました。この分類によると、英国型はアルファ株、南アフリカ型はベータ型となり、インド株は従来型のアルファ型の1.95倍の感染力を持つと言われています。

 インド型をデルタ型と呼称を変えたのは、ヒトの新興感染症の名称に地名は使えないというルールがあるからなので、SARSは重症急性呼吸器症候群の名称で2002年から03年にかけて中国広東省で発生し東アジアを中心に流行した病気のことを指し、他に中東呼吸器症候群のMERSが知られています。

 なので中東呼吸器症候群のMERSは中東という地名が使われているので、現在はMARS-COVと呼ばれています。

 なのでインド型の変異ウイルスはデルタ型と呼ばれ、ワクチン接種が進み16歳以上の人口の8割以上がワクチンを接種しているイスラエルでは、1日の新規感染者数が平均で10人台にまで減り、今月15日に屋内でのマスクの着用義務が解除されました。

 そんな1日の感染者数が10人台まで減少したイスラエルでは、21日には新規感染者が100人を超えたほか24日には228人に上り、イスラエル政府は、25日から、再び屋内でのマスクの着用を義務化するとともに屋外の大規模イベントでもマスクを着用するよう呼びかけています。

 イスラエル政府は感染者の増加について、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」による感染が広がっていることを明らかにし、イスラエル政府は、空港での感染対策を厳しくするとともに、ワクチンの接種が進んでいない12歳から15歳への接種を促しています。

 我が国でも6月25日、兵庫県は、県内の工場で働く8人が、インドで確認された変異ウイルスに感染していることが確認され、クラスターと認定したと発表しました。兵庫県内でこの変異ウイルスのクラスターが確認されたのは初めてです。

 抑々、コロナウイルスは50種類以上見つかっていて、そのうち人に感染するコロナウイルスが、これまでに6種類見つかっていた様です。その内4種類は風邪であとの2種類が前述したSARとSMARSになります。因みに、「MERS」はMiddle East Respiratory Syndromeの略で、「中東呼吸器症候群」と呼ばれ、2012年に確認された。中東地域を中心に感染が報告されていて、ヒトコブラクダが感染源の1つと言われていて、SARSはSevere Acute Respiratory Syndrome の略になり「重症急性呼吸器症候群」と呼ばれる。2002年に中国で報告され、8000人以上が感染した。コウモリがもつウイルスが広がったと言われているそうです。

 そうした中、2019年の12月、中国当局が武漢で肺炎になる人を調べたら、ヒトに感染する7種類目のコロナウイルスの武漢ウイルス改め新型コロナウイルスが見つかりました。人に感染するコロナウイルスは今回の新型が7種類目なので、話題になっている変異ウイルスは8種類目のコロナウイルスか?、というと、そうゆう訳では無い様です。

 ウイルスは人間の細胞の中にはDNAや遺伝子が有り、DNAってコピーして増えていくそうです。新型コロナウイルスの遺伝情報は、文字数でいうと3万文字位なようで、その3万文字を繰り返しコピーして増殖していますが、2週間に1文字くらいの頻度でコピーを間違えることが有る様です。要は、コピーミスです。

 そのコピーミスが、新型コロナウイルスに有る丸いボールにトゲトゲが出てるような形をしている所が、コピーミス=変異によりトゲがヒトの細胞と結びつくかどうか=「感染にとっては大事なところ」で、トゲを作る情報が
コピーミスで書き換わり、人の細胞とより結び樹易くなったので、感染力が強くなったそうです。

 イギリスや南アフリカの変異ウイルスは、ヒトの細胞に結びつきやすいそうで、又は結び付いたあとに中に入りやすくなる変化をしたことで、ウイルスが増えやすく感染しやすくなったのではないかといわれている様です。

 下の写真は、当初“感染源”と言われた武漢の海鮮市場です。
 武漢市場.png
 2週間に1文字くらいの頻度でコピーを間違えることが有るなら、これからもコピーミスでより感染力が高い変異種が現れても不思議では無い様な気がします。怖。

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