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脱炭素社会って、ぶーぶー煩いだよ(>_<)

 今回は「脱炭素社会って、ぶーぶー煩いだよ(>_<)」を書こうと思います。

 先ず、脱炭素社会とは、地球温暖化の原因・二酸化炭素排出量が実質ゼロになる社会のことを指しますが、それ以前は、二酸化炭素排出量を可能な限り少なく抑える、「低炭素社会」の実現が目標とされていましたが、それでは地球温暖化に歯止めがかからないと言われ「脱」炭素社会になりました。

 日本では2020年10月、菅義偉首相が所信表明演説において『2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指す』と宣言し注目を集めました。これが、占い師小泉進次郎環境相の「くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです」発言に繋がります。

 現在の大気を500mlペットボトル1本分の水に例えるとしたら、そのうち二酸化炭素はどのくらいか分かります?答えは・・・・水1滴程度です。500ml中二酸化炭素は水1滴程度しか含んでいません。

 換言すれば、二酸化炭素は、大気のうち約0.040%なので、大気500mlのうち、たった0.2mlしか含んでいません。PPMで表すと400PPmです。このように、二酸化炭素は大気中では少ないように感じますが、どうして世界中で「二酸化炭素」の削減が話題になるのでしょう?大気に含まれる0.040%の物質で何故、という疑問が浮かんできます。

 ざっくり言うと、温暖化の仕組みは、①地表面は、太陽光によって暖められている。→②暖められた地表面から赤外線が放射される。→③その後、赤外線は宇宙へ出て行くのだが、その一部が温室効果ガスに吸収される。→④温室効果ガスが赤外線を放射し、さらに地表を暖める。となる様です。

 又、NHKスペシャル「2030 未来への分岐点 暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦(1月9日放映)では、2030年までに世界のCO2排出を半減させないと、地球の気温上昇が1.5度に達し、1.5度を超えると「温暖化の暴走」がはじまり、2100年には4度になる、として、水害、氷山の崩壊等のおどろおどろしい映像を流していました。

 なので、二酸化炭素を削減しなきゃいけないって言われている様です。よって、他のガスよりも二酸化炭素が圧倒的に多く存在していることや、二酸化炭素の温室効果をする力は強くはりませんが、量の多さにより温暖化への寄与が大きい、更にこの200年で二酸化炭素濃度が飛躍的に増加していることなど人類による影響が大きいとされています。

 一方、「温暖化の暴走」というのは、2018年に提唱された「ホットハウスアース」と呼ばれる仮説で、「北極の氷が融けて気温が上がる→今度はシベリアの永久凍土が融けてメタンが発生して、さらに気温が上がる→するとアマゾンの熱帯雨林が枯死してさらに気温が上がる・・」といった連鎖が起きて、地球温暖化が4度に達する、というものの様です。よくNHKなどの自然を特集した番組で北極の氷山が大きく崩壊し海に落ちるところを目にした方も多いと思います。

 あんな映像を見されられたら、「温暖化、ヤバイかも?」と思ってしまう人も多い様な気がします。ですが、NHKはこれをあたかも確立した科学的見解であるかのように流していたましたが、間違いは無いのでしょうか?第1に、これは各々のステップそれ自体がとても不確かなものを、いくつも連ねたまるで「風が吹けば桶屋が儲かる」的な議論の様で、ひとつの仮説にすぎず、確立した科学と呼ぶには程遠く、極めて不確実なものです。

 イギリス気象庁の研究者もHothouse Earth: here’s what the science actually does – and doesn’t – sayと同様の指摘をしています。直訳すると、「ホットハウスアース:これが科学が実際に行っていることと言っていない事。」となります。

 原論文にも記載されていますが、仮に「温暖化が暴走」するにしても、2100年までの気温上昇はせいぜい0.5度に過ぎなく、1.5度に0.5度をたしても2度にしかなりません。又、原論文に掲載された「温暖化の暴走」による気温上昇の見積もりは、2100年までに0.47度、となっています。

 昨年の12月8日、小池知事が都内で販売される新車を2030年までに「脱ガソリン車」とする方針を明言した事は記憶に新しいと思います。ですが対象となるガソリン車にはモーター駆動の機能を持つハイハイブリッド車は脱ガソリン車には入っていません。要は、ハイブリッド車を含めた「脱ガソリン車」です。

 要は、脱二酸化炭素です。世界の二酸化炭素(CO2)排出量 国別ランキングでは、日本は、1位は中国の9,825.80、2位は米国の4,964.69、3位はインドの2,480.35、4位はロシアの1,532.56、5位に日本の1,123.12(単位:百万トン)になりま、1位の中国の約1/9しか放出していません。

 ただでさえ?マークが多い脱二酸化炭素ですが、「くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです」と言われて50%削減を目標にするなんて・・・・500mlのペットボトル1滴の二酸化炭素を50%削減するとは、レジ袋有料化、弁当のスプーンの有料化に次ぐ天下の愚策(笑)

 こんなのが環境大臣と都知事とは・・・(>_<)

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