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マスク着用巡り女性客とトラブり、タクシー乗務員が傷害容疑で逮捕される

 今回は「マスク着用巡り女性客とトラブり、タクシー乗務員が傷害容疑で逮捕される」を書こうと思います。

 今年の4月21日、マスク着用を巡って乗客とトラブルになり、けがを負わせたとして名古屋のタクシー乗務員が逮捕された様です。自分の感じでは、ほゞほゞタクシーに乗車している人はマスクを着用しています。

 国交省は、「タクシー乗車の際におけるマスクの着用は、エッセンシャル・サービスであるタクシー事業の安定的な事業の継続のため、ウィズコロナにおける新しいエチケットとして、ご理解・ご協力をお願いしているところです。」という事を前提に、細かい条件は有りますが、マスクを着用しない者についてのみ乗車をお断りする内容」を運送約款に規定する申請した事業者に乗車の拒否を出来る様にした事はご存じだと思います。

 国交省はタクシーに乗車する時のエチケットとしてマスクの着用を考えている様ですが、専門家会議やWHOの考え方は少し違う様です。厚労省の新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージは、感染防止の3つの基本は、1:身体的距離の確保、2:マスクの着用、3:手洗い、になっています。この中の2のマスクでは、「外出時や屋内でも会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、症状がなくてもマスクを着用する。」とわざわざ症状が無い時でもマスクの着用をとしています。

 ですが、そもそもなぜマスクをしないといけないかがどこにも記載されていません。これでは、否マスク論者がいても可笑しくは有りません。

 昨年の6月6日時事通信の記事では、WHOは新型コロナウイルス感染拡大阻止のためのマスク利用の指針を改定し、流行地では公共交通機関利用時など人同士の距離を取ることが難しい場合、他人に感染させないためにマスク着用を推奨すると表明しました。

 WHOは従来、自覚症状のない人も含めた広範なマスク利用は「効果が明らかでない」と否定的であした。現在も十分なデータがないとする姿勢に変わりがないとていますが、潜伏期間中に感染する可能性も判明してきたことから、マスク着用は「発症前の人から感染するリスクを減らせる」などの利点があると、見解を修正しました。なので、いまではWHOもマスク重視のスタンスです。

 要は、WHOは無症候の感染者から感染拡大を広めないためにマスク着用が必要と考えていることがわかりま、特に「他人に感染させない為」にというところがポイントです。なので、自分がかからないためにマスクをするのでは無く、人に感染させるのを防ぐ為にマスクの着用が目的です。

 なので、マスク着用の意義は、「症状がある人が感染を拡めないため」、「症状がない人も新型コロナウィルスにかかっている可能性があり、他の人に感染させないため」の2点と考えられています。

 2020年10月21日、東京大学医科学研究所の教授らのグループから、「新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果」の研究成果が公表されました。本研究では、バイオセーフ―ティーレベル(BSL)3施設内に感染性のSARS-CoV-2を噴霧できるチャンバーを開発し、その中に人工呼吸器を繋いだマネキンを設置して、マネキンに装着したマスクを通過するウイルス量を調べました。

 詳細は省きますが、適切にマスク着用を行えば、自分へのSARS-CoV-2の吸い込みを軽減でき、感染防御効果が期待できるという報告です。

 なので、マスク着用は、人への感染の低減と自分への感染防御効果がある様です。下の写真がその実験装置です。
実験装置.png
 再び、タクシー乗務員が障害容疑で逮捕まで行けませんでした。草。なので、 to be continued(>_<)


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