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実行再生産数と何故、感染者数は10万人あたり0.5人なのか?

今回は「実行再生産数と何故、感染者数は10万人あたり0.5人なのか?」を書こうと思います。

 武漢ウィルスの報道では、「1日の感染者数」や「接触率8割削減」などの数字が躍っています。

 しかしもっと重要な数値が有る様で、それが表題の「実行再生産数」の様な気がします。
「実行再生産数」とは、1人が何人に感染させるかを示すこの数値になります。要は、感染症が人口全体にどれだけ広がるのか測定するために用いられる数値で、基本概念はかなりシンプルで、感染症の「実行再生産数」(RI)の値が1ということは、1人の感染者が平均で1人に直接感染させるという意味になります。

 例えばR!の値が2とすると、1人→2人→4人→8人→16人と倍々ゲームの様に増加してしまいます。感染者数が人口10万人当たり0.5人だとすると東京都は感染者数が1週間で70人になり、R1値が2とすると、70人→140人→280人・・・・と感染が拡大します。

 東京都では、感染者数が増加しはじめた 3 月 14 日における実効再生産数は2.6にまでなっていました。3月25 日の東京都知事による外出自粛の呼びかけの前後から、新規感染者数の増加が次第に鈍化し、その後、新規感染者数は減少傾向に転じました、又、4月10 日の実効再生産数は 0.5に低下し、1 を下回りました。

 基本再生産数を2.5として3月初めに提示された当初の流行予測モデルでは、接触8割減を達成できなければ、日本もあと3日でニューヨークのように流行爆発すると言われていました。4月22日の発表では、平日の都市部では6割台の減少しか達成できていなかったのに、東京の実効再生産数は、4月10日時点ですでに0,7です。要は。最初の流行予測モデルが間違っていたことになります。草。前に書いた、削減率8割減=人出×感染率の式を忘れてるかの様です。

 因みに、人口10万人に対し感染者数0.5の数字の根拠は、令和 2 年 5 月 14 日に行われた新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」に記載されていて、(1)感染の状況【疫学的状況】の②直近1週間の 10 万人あたり累積新規感染者の報告数:0.5 人未満程度(別添1参照)の別添に根拠が有ります。

 それは、~5/12(1W)までの1週間で、全国の累積感染者が608人でその前の週の累積感染者数は1,466人なので、608人÷1,466人=0.41になるので、≒で0.5としたと思います。が、違っていたら・・・スマソです。草

 要は、0.5は~5/12迄の1週間の累積感染者数÷前週の累積感染者数の比の値を切りが良く0.5にした様な気がします。因みに、東京都は200÷648人≒0.3になります。

 あと3日したら2ヵ月ぶりの乗務です・・・・・・・苦草・・WWW。ノシ

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