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コロナ、接触8割減の『誤解』

 今回は「コロナ、接触8割減の『誤解』」を書こうと思います。

 皆さんは「外出自粛要請」の為、不要不急の外出では無い外出を控え、なるべく「人の出」を8割減少させる事だと思っていませんでした?自分はそう思っていました。所謂、巣籠」状態を想像していました。

 要は、8割削減は「人との接触を8割減らす」=「人の流れ=人出を8割減らす」という様に思っていました。しかし、冷静に考えれば明らかなように、人出が減れば、一人ひとりが誰かと接触する機会も減るのは当然の事です。なので人の出を8割減らせば人との接触も8割減ると思っていましたが、・・・違っていました。草

 実際に、専門家会議の教授が次のような会見を開いて、人の流れ(感受性人口)と接触率の「かけ算」で8割減を目指すことを言っていました。換言すれば、人の流れ=ひと出だけでは無かった様です。

 例えば、感染拡大前に比べ対象エリアの人出が6割減、他人との接触の機会も6割減ったとすると、人出と他人との接触機会感染拡大前に比べ対象エリアの人出、はそれぞれ4割になります。前述した様に8割減は、「人の流れ」×「接触率」の掛け合わせなので、100分の16=16%になり、感染拡大前と比較し84%減ったことになります。

 専門家会議は今回、携帯電話の位置情報などを基に、一定のエリアでの人出の減り具合と、他人との接触をどれだけ減らしたかをそれぞれ推計し、この2つを掛け合わせた数値で判断することにした様です。

 緊急事態宣言が発令される前の1月17日と4月24日の変化を比較してみると、東京・渋谷駅周辺と大阪・難波駅周辺から半径1キロ圏内をでは、大学などの休校による効果があったとみられる10歳代~20歳代の若者らを中心に接触が80%以上減少していたそうです。

 一方、30歳代以上は在宅勤務などの影響で減少もみられた様ですが、日中は多くが8割には届いていなかったそうです。時間帯別では、渋谷駅周辺の平日の昼間と夕方以降の接触はそれぞれ49%減と62%減で、難波駅も29%減と41%減となり、いずれも昼間の減少幅が小さくなったそうです。

 要は、接触8割削減は「巣籠」りで人出を少なくする事ではなく、「8割人との接触」を少なくする事の様です。

 当然、人出が少なくなれば人との接触は少なくなる事は間違いないと思いますが、接触8割削減には、「人出」×「接触率」の掛け算です。決して人出だけでは有りません。この「接触率」を下げる為のソーシャルディスタンスかも?

 いったいタクシーは何処行った?・・・草

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