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ヤマハのSoundUD音響通信モジュール

 今回は「SoundUD音響通信モジュール」を書こうと思います。

 前に「乗車中にタクシー料金の支払い手続きが完了するアプリ決済機能」という事を書きました。採用したのは株式会社Mobility TechnologiesのMOVです。

 開発したのは、ヤマハ株式会社で、1〜2mのソーシャルディスタンスを保った”新しい生活様式”に対応したサービスを作れるのが前述した「SoundUD音響通信モジュール」になります。

 ヤマハによると、「新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除された現在も、感染拡大を予防するための“新しい生活様式”が求められています。しかし、決済時のやり取り、通勤通学時の移動、タッチパネル式のメニューやチケット販売機など、社会生活を送るうえでソーシャルディスタンスの確保や接触を避けた生活が難しい場面があります。」と有ります。要は、ソ―シャルディスタンスの確保の困難さや接触感染リスクは依然有るので、他の通信方式では難しかった「サービスの非接触化」や、一度に1対多の素早いやり取りを実現する機能を簡単に追加できるのがこの「SoundUD音響通信モジュール」になります。

 本モジュールでは、300を超える企業や団体によって共通規格化され、一般社団法人音響通信協会が認定している音響通信技術を使用しており、この技術を活用したタクシーのキャッシュレス決済や電車の混雑緩和サービス、ポイントカードアプリなどのサービスが次々と始まっている様です。

 タクシーのMOVもそうですが、京浜急行電鉄株式会社「KQスタんぽ」のネーミングはいまいちで草が生えますが、これは平日朝ラッシュ時間帯に、車内アナウンス放送と同時に流れる「SoundUDトリガー」を受信すると、一部特定普通列車の乗客だけポイントが取得できるサービスです。普通列車へ乗客を誘導し、混雑度の高い特急列車などの混雑緩和を実現するそうです。特急電車→普通電者=ポイント付与になる事で混雑を緩和し、3密を避けるのが狙いの様です。

 複数の大手ラーメンチェーンなどで導入している株式会社ニューフォリア「アプリカン」
では、店内のスピーカーから「SoundUDトリガー」を再生することで、店員とのやり取りなくポイントやスタンプを付与できる「非接触型の来店ポイント付与機能」を提供しているそうです。

 ヤマハの「SoundUD」(Sound Universal Design)は、音のある空間とICT機器をつなぐプラットフォームおよびテクノロジーです。音声トリガーと呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行える技術をはじめ、Bluetooth(R)やGPS等とも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで音のICT化を実現できるとしています。

 ITの代わりに最近よく耳にするのが「ICT」ですが、ICTとは「Information and Communication Technology」の略称で、「C」はコミュニケーションを表し、日本語では「情報通信技術」と訳されるそうで、ITが通信技術そのものを指し、ICTは通信技術を使ったサービスや活用法を示すこともありますが、同じ意味で使われることも多いようです。

 要はITを使ったコミュニケーションになる様です。代表的なサービスとして、「おもてなしガイド」や「Remote Cheerer」などがある様です。

 「おもてなしガイド」は、空港などの対応スポットでアナウンスが流れているときにアプリを開き、アナウンスを聞かせると、スマホにアナウンスの内容が表示されます。

 又、「Remote Cheerer」はスマートフォンアプリなどからボタンをタップしたり声を吹き込んだりするだけで、現場に声援を届けることができる「リモート応援システム」です。
武漢ウィルス感染症の拡大に伴い、スポーツイベントにおいても多くの活動が制限されているにでリモート応援も注目されている様です。

 時代ですかネ~、サッカーの応援もリモートで行うなんて・・・

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