SSブログ

お使いタクシー

 今回は「お使いタクシー」を書こうと思います。
 武漢ウィルスの影響で、タクシーでは色々なサービスを打ち出している様です。

 例えば、国土交通省は、4月21日より、道路運搬法に基づく特別措置として、緊急事態宣言期間に調整期間を加えた期間に限り、タクシー事業者が食料等を有償で配送することを認めたので、期間限定では有りますがタクシーのフードデリバリーが可能となりました。

 ソニー系の「みんなのタクシー」は、TableCheckと業務提携し、タクシーを使ったフードデリバリーサービスを都内の一部で開始し、「Japan Taxi」「MOV」を運営するMobillity Technologiesが「出前館」と業務提携をしました。

 このフードデリバリーは、原則として、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく今般の緊急事態宣言期間に調整期間を加えた期間で、タクシー事業者の安全管理能力等も踏まえ、タクシー事業者が一定の条件の下において、「有償で貨物運送」を行うことを特例的に認めた事となります。

 要は、フードデリバリーという名のもと、本来禁止されているタクシーの「有償貨物運送」を認めた事になります。運送する貨物の種類は、店内での飲食等の提供を自粛している飲食店等から運送の委託を受けた「飲料、食料など、公共の福祉を確保するためやむを得ないもの」として、運輸支局長が認めるそうです。出ました、お得意の「公共の福祉」です。

 今までも、2000年に「出前館」が日本初の宅配ポータルサイトを開始、2002年に「楽天デリバリー」が運用を開始、2016年にアメリカ発の「Uber Eats」が日本に上陸、2017年に「LINEデリマ」が運用を開始しています。既存のフードデリバリー企業が有ったのに、タクシーにフードデリバリーを解禁したのは「公共の福祉を確保」が理由の様で、どう見てもタクシー救済策に「公共の福祉」を利用した形に見えるのは自分だけでしょうか?

 現在東京4社の「大日本帝国」のうち「日交」、「km」、「大和」の4社が行なっているようで、行っていないのは京成電鉄完全子会社の「帝都」だけの様です。

又、タクシーの「救援事業」の「買い物代行」に当たる「お使いタクシー」も行っているタクシー会社も増えた様です。京王グループの京王自動車株式会社は6月8日(月)から11月30日(月)まで青梅市内で、病院や墓参り・市役所への付き添いを中心とした「付き添いコース」、買い物代行やクリーニングの受け取り、ペットの送迎等の「おまかせコース」の2コースからなる「京王すまいるサポートタクシー」を開始します。

 kmも、新型コロナウイルス感染拡大により外出自粛要請が出る中、タクシードライバーが買い物を代行するサービスを5月16日より開始しています。サービス提供エリアは、東京都港区、目黒区、渋谷区、新宿区、世田谷区、品川区。料金は買い物代行時間、配送および精算時間を含み、最初の60分3000円、以降10分毎に500円追加の様です。

 タクシーの「フードデリバリー」、「救援事業」のお使いサービスタクシー・・・なんか嫌な感じ。草

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職