SSブログ

JapanTaxiの車椅子の横向き乗車

今回は「JapanTaxiの車椅子の横向き乗車」を書こうと思います。

 前に車椅子のシートベルトの事について書いた時、車椅子のシートベルト
に関し、「3点式シートベルトを固定・装着せずに、“進行方向に対して横向”きのまま乗車する事」に関し、通達は、「道交法のベルト装着義務にはあたらない」と解釈して、乗車を優先する様な考え方を示したと書きました。

 この時は、JapanTaxは一旦横向きで乗車して、次に車内で進行方向に向きを変える為この記載に疑問を持ちました。

 何故、態々横向きのまま乗車する事を例に出し、シートベルト装着問題を定義したか分から無いままでした。

 DPI日本会議が行った調査で、トヨタに要望書を出しています。その調査の中で、車椅子ユーザーから指摘されたことは、「室内空間、横向き乗車、スロープです」。「室内が狭くて車いすを回転できない、乗り口や天井に頭があたって乗車できない、横向き乗車は乗降できる場所が限られているので後ろから乗車する方がいい」、「海外製の電動車いすで合計200kgを超えるので乗車できないと言われたといったものです。」とされています。

 事例としては、• 運転手がスロープをセットしてくれたが、乗り込むときに頭がぶつかり、 乗ることをあきらめた。(車椅子はIMASEN EMC-230)

• 乗り込む事は出来たが、リクライニングしないと高さ的に全然入らなかった。リクライニング式なので、リクライニングして乗り込もうとしたが、高さはクリア出来たものの奥行きが長くなって約20cmはみ出て(扉が閉まらなかった。もし乗れても回転できないので介助者が一緒に)乗れない。座席が後ろまで下がらない理由として、ガスボンベが積んであり、そのまんま椅子が後ろに行かないのが原因だと運転手さんが言っていた。何より、運転手さんと乗る側、両方に対して乗る時間が多いので、次乗りたいとは正直思いませんでした。(松山市、車椅子はIMASEN)

• 横から乗車して前向きに回転するときに、スペースが狭く回転できなかった。

• 狭い、後部座席が邪魔。底面がデコボコ。頭が天井につく。スロープが横付けになるので、乗り場の確保の場所でなければ乗れない(運転手も気をつけることの最初にそれを言っていました)。


 との意見が出されている様でした。JapanTaxは散々の言われ様です。

 国交省の「横向き乗車」はこの、「横から乗車して前向きに回転するときに、スペースが狭く回転できなかった。」に対しての物の様な気がします。

 既に、レベル1、レベル2の仕様や寸法は決まっているので、車椅子の向きが変えられないとすると、対応出来る事は「横向き乗車・横向き走行を法解釈で可能にする事」位しか無かった様な気がします。

 前記した「リクライニングしないと高さ的に全然入らなかった」の車椅子のIMASENは、
EMC-720/730 Active Chairという物で、高さは1,400㎜あるので物理的に無理な様なので、リクライニングして高さを低くすると今度は奥行きが長くなって乗車する事は不可能な様です。

 同社の普通型のMC-260/270 PASEOでも、長さは1,010㎜も有るので、車内での方向転換はどうなんでしょう?

 この車椅子は、全高950mm、前座高485mmになっています。という事はバックシート高さは465㎜という事になります。日本人の平均座高は身長のおよそ 53% ~ 55%位の様です。
身長175cmの人の座高は約96㎝位なので、腰から上の長さは大凡780㎜位になります。そうすると車椅子に座った時の高さは1,265㎜になるので、レベル1では約35㎜しか余裕は有りません。人によって身長も座高も様々です。上記の値はあくまで平均値なので、35㎜では高さが足りない人もいると思います。

 上記、「運転手がスロープをセットしてくれたが、乗り込むときに頭がぶつかり、 乗ることをあきらめた。」が良い例です。草

 又、車椅子のタイプによっても乗車できるかどうかは、?マークが付きます。乗車出来ても向きを変えられない事も有る様です。

 国交省が決定した数字なので、今更「乗車出来ないタクシーや車椅子も有ります・・・JapanTaxiです。スマソ」とは口が裂けても言えないので、「車椅子、横向き乗車OK」と法解釈をした様にしか自分には取れません。苦草


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント