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「ソフトバンクが出資する配車アプリ企業」

 今回は「ソフトバンクが出資する配車アプリ企業」を書こうと思います。

 先ず、中国の滴滴出行(DiDi)に5,000憶円、シンガポールのグラブに3回に渡り総額3,000憶円、ウーバーに1,200憶円、アメリカのリフトに3,300憶円、インドのOLAに約2,600憶円、ブラジルの99に1,000憶円出資している様です。全てライドシェアアプリ企業です。

 これを見ると、世界の主要な配車アプリ企業に対してほぼ全てに対して投資が完了した様です。

 まさに手当たり次第で、世界中の誰もが知っているような配車アプリ企業ほぼ全て投資している状況です。

 グラブは、シンガポールへ本社を移し、「GrabTaxi」という社名を経て現在は「Grab」というのが正式名です。タクシーだけの配車サービスから多くのライドシェアサービスへ拡大する中で社名からTaxiを外し現在のGrabとなった様です。換言すれば。タクシーの配車サービスからライドシェアサービスに軸足を移した事になります。

 東南アジアではGrabもUberも利益が出る状態ではない様で、グラブは東南アジアが主戦場のため不足資金を補填してくれる先がない為、自らが資金調達を実行し資金繰りに目処をつけるしかない状況です。そこでソフトバンクの登場です。

 ではソフトバンクのこれほどまでにライドシェアアプリに投資する理由は何なのでしょう?

 戦略的な投資とするならばDidiに投資したのならば、ライバルであるUberに投資することは常識ではあり得ないと思います。北米No2の配車アプリであるLyft社の株式を保有している状態で、北米No1であるUberへの投資する事も理解し難い行為です。言葉は悪いですが、手当たり次第に手を出している様にしか見えません。

 ソフトバンクの名を一躍有名にしたのが、2006年に英ボーダフォンから日本法人を1兆7500億円で買収する契約を結んだと発表した事ではないでしょうか。型破りの買収金額です。その時の世論は、余りの巨額買収だったので、賛否が別れたように記憶しています。これまで色々な紆余曲折が有りましたが、これが現在の携帯の「Softbank」です。

 様々な配車アプリに投資を実行するソフトバンク狙いはどこにあるか考えて考えてみました。

 ソフトバンクは00年、中国のアリババに20億円を出資しました。その後、アリババが、米ニューヨーク証券取引所に上場し、上場後の時価総額は2300億ドル(約25兆円規模)に達して、ソフトバンクは2000年、アリババに20億円を出資し、その後18年間で価値は4000倍近くに膨れ上がり、およそ8兆円の含み益を手にしています。

 有望なベンチャー企業を見抜く点で最強の投資家といわれるソフトバンクの孫氏が投資した、前記した配車アプリ企業は、「金の卵」だったのでしょうか?

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